大阪・あいりん地区の「西成中華横丁」

中国大阪市西成区の「ドヤ街」(簡易宿所・寄せ場の集中地区)として有名なあいりん地区(釜ヶ崎)では,最近,商店街にカラオケ居酒屋が集中し,「中華街構想」も持ち上がっています。 1曲100円でカラオケが楽しめ,生活保護受給者の方(「福祉の方」と呼ばれます)などでにぎわっています。
カラオケ居酒屋の経営者のほとんどは,福建省福清地方出身の中国人(新華僑)です。 たびたびここを訪れているうちに私は,この商店街の一角を「西成中華横丁」と呼びたくなりました。 「ニューチャイナタウン」と呼ぶには,カラオケ居酒屋以外の,今の中国を反映した中国料理店(焼き小龍包,蘭州拉麺,麻辣燙〔激辛スープ麺〕,鴨脖〔アヒルの首肉〕など)や中国物産店など,中国人同胞向けのサービス業の進出が必要かと思います。
また,日本人客も,「町中華」とは異なる本物の中国食文化を味わえる場所を求めているのではないでしょか。東京の池袋チャイナタウンのような。
周辺には,外国人旅行者向けのゲストハウスや安価なホテルもあります。若い時バックパッカーであった私には,この地区が「バックパッカーの聖地」のような発展の可能性もあると思います。
【山下清海】