【2024/11/21】 わが家の近くの紅葉風景です。

筑波大学キャンパス

遊歩道(愛犬の散歩道)

片側3車線の大通りの並木道

【2024/08/02】 7月19日紀伊國屋書店新宿本店で開催されました「山下清海先生トーク&サイン会 あなたの知らない華僑・華人の世界」の様子が写真で公開されました。 →参照

【2024/07/22】 本日(7月22日)の日本経済新聞の朝刊に「リトルトーキョー、存続の危機」と題する記事が掲載されました。この中で、日本人街とチャイナタウンの違いについての私のコメントも紹介されました。

【2024/07/19】 本日、紀伊國屋書店新宿本店で開催されましたトークイベント「あなたの知らない華僑・華人の世界」は、おかげさまで無事終了しました。用意されていたイスが足りなくなり、多くの方々に立ったまま話を聞いていただくことになってしまいました。たくさんの質問が出て、私にとってもよい勉強になりました。 

【2024/06/20】 来る7月19日(金)19:00から紀伊國屋書店新宿本店3階アカデミック・ラウンジにおいて、
山下清海先生トーク&サイン会「あなたの知らない華僑・華人の世界」が開催されることになりました。
着席参加を希望の場合は、事前予約が必要です。詳細については、こちらをご覧ください

【2024/04/14】 NHKラジオ第2放送と、国外向けの短波ラジオ放送「Living in Japan」という番組があります。
この中国語放送の番組「東瀛生活」(「東瀛」は日本の別称の一つ)に出演しました。
放送終了後も聞くことができます。詳細については、「清海老師のときどき日誌」をご覧ください。

【2024/04/14】 「清海老師のときどき日誌」に、「2024華の春 in 池袋」の開催について紹介しました。

【2024/04/11】 「清海老師のときどき日誌」に、以下の満開の桜の状況を掲載しましたので、ぜひご覧ください。
・筑西市、母子島遊水地の満開の桜(2024年4月11日)
・筑波山麓、北条大池の満開の桜(2024年4月10日)
・東京、日本橋の「江戸桜通り」と「八重洲さくら通り」の満開の桜(2024年4月6日)
・茨城県龍ヶ崎市、般若院の満開のシダレザクラ(2024年4月3日)

【2024/04/01】 今日から新年度が始まりました。と言っても、大学を離れた私には、あまり関係はありませんが。
さて、「多民族社会日本」の食文化探訪 では、日本各地の多国籍的な料理や場所を紹介しています。
今後も、少しずつ事例を増やしていきますので、ぜひご覧ください。

【2024/03/19】 化粧品のコーセーが、大谷翔平を広告に起用した高級ブランド「コスメデコルテ」の期間限定(3月19日から4月14日まで)のポップアップショップを、東京の表参道にオープンしました。「表参道ジャック」と銘打ち、一帯の街路灯には大谷選手の顔がプリントされた広告フラッグなどが掲示されていました。

【2023/03/17】 3月8日のホームページの突然のトラブルから3月12日に回復したものの、多くのページに掲載していました多くの写真が消えてしまいました。毎日、少しずつ修復作業をしていますが、かなりの時間がかかりそうです。

【2024/03/16】 講談社の「現代ビジネス」に以前発表した「世界で急増する「新・中華街」の実態〜40年でこんなに変わった! 地理学者による異色のフィールドワーク」(2016年10月11日発行)が、現在も公開されています。パリのチャイナタウンやエディット・ピアフなどについて書いたものです。ご覧ください。

【2024/03/12】 本ホームページは、3月8日昼、原因不明の突然のトラブルでアクセスできなくなりました。試行錯誤の結果、やっと本日、再び表示できるようになりました。しかし、一部、写真が表示できないなど未解決の部分もあり、少しずつ修正していくつもりです。

【2024/03/02】 「なつかしの曲セレクト」のページを作成してから、思い出した曲を少しずつ追加しています。単に私がなつかしいだけでなく、よい歌がこんなにたくさんあったことに、自分自身、感動しました。時間のある時、電車内で、ベッドの上などで、思い出の曲をぜひ聞いてみてください。

【2024/02/24】 「なつかしの曲セレクト」というページを作ってみました。年齢相応の選曲ですが、ちょっとひと休みの時に聞いて、なつかしい時代の自分を思い出してください。

【2024/02/19】 拙著『日本人が知らない戦争の話』が、おかげさまで2/10に重版されました。

【2024/02/11】 昨日(2/10、土曜)は春節(旧正月)の元旦でしたので、久しぶりに横浜中華街に行ってきました。新型コロナウイルスの感染拡大後、そして三連休の初日とあって、想像以上の人出でした。中華街大通りも関帝廟通りもラッシュアワー状の大混雑でした。「採青」(五穀豊穣や商売繁盛を願い、店の軒先につるされた祝儀袋を獅子がくわえ取る)が始まると、さらに身動きが取れません。ネット上で人気の店には若い人たちが行列を作っています。しかし、横浜中華街の少し裏通りでは、中華街らしい雰囲気が味わえました。

関帝廟の前の「ラッシュ」
福建路の中国青果店における「採青」
関帝廟に近い通称「台南小路」 香港の雰囲気が出ています。

【2024/02/09】 リクルートワークス研究所が発行する隔月刊誌「Works」182号が刊行されました。「人事のアカデミア」という連載がありますが、本号では「チャイナタウン 街の景観から、華人の多様さと結びつきの強さが見えてくる」というタイトルで、私(山下清海)へのインタビュー記事が写真とともに掲載されています。

【2024/02/09】 本日(2月9日、金曜)の日本経済新聞(夕刊)「地理学者 山下清海さん チャイナタウン探求50年」の連載第5回の見出しは、「『ガチ中華』、日中つなぐ好機 旅での知見を次世代に」です。

【2024/02/08】 本日(2月8日、木曜)の日本経済新聞(夕刊)「地理学者 山下清海さん チャイナタウン探求50年」の連載第4回の見出しは、「雑誌・ネットで情報発信 景観から街の変化読み取る」です。

【2024/02/07】 本日(2月7日、水曜)の日本経済新聞(夕刊)「地理学者 山下清海さん チャイナタウン探求50年」の連載第3回の見出しは、「シンガポールに留学 『本当のマーボー豆腐』池袋に」です。

【2024/02/06】 本日(2月6日、火曜)の日本経済新聞(夕刊)「地理学者 山下清海さん チャイナタウン探求50年」の連載第2回の見出しは、「浪人し地理学ぶ道に 現地人と交流、価値観変わる」です。

【2024/02/05】 本日(2月5日、月曜)の日本経済新聞(夕刊)から「地理学者 山下清海さん チャイナタウン探求50年」の連載が始まりました。本日第1回の見出しは、「華人集まる池袋を『命名』 記録ノートは本棚4段分」です。連載は2月9日(金曜)まで5回続きます。

【2024/01/02】 古い話で恐縮ですが、以前、“nippon.com”(ニッポンドットコム)に書かせていただいた「東京の新しいチャイナタウン—池袋」(山下清海、2015年8月3日)が、日本語だけでなく、英語、中国語(簡体字・繁体字)、フランス語、スペイン語、アラビア語、ロシア語でも公開されています。
“nippon.com”は、海外の方にもっと日本を知ってもらうためのウェブメディアです。
https://www.nippon.com/ja/features/c02402/

【2024/01/01】 明けまして おめでとうございます
昨年は、おかげさまで4月に『華僑・華人を知るための52章』(明石書店)を、7月に『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』(ちくま新書)を出版することができました(いずれも単著)。
9月には、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスを自由気ままに歩き回ってきました。
これからも、体力の許す限り、自分の体験したこと、多くの人に伝えたいことなどを書いていきたいと思っています。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

ブルックリンからマンハッタンを望む(2023年9月)

【2023/11/16】 京都大学生協書評誌「綴葉」(ていよう)No.422(2023年11月)の「新書コーナー」で、拙著『日本人が知らない戦争の話』の書評が公開されていました。

【2023/11/15】 東方書店のホームページ掲載の「WEB東方」(2023年11月15日)に、拙著『華僑・華人を知るための52章』の書評が掲載されました。評者は陳來幸先生(ノートルダム清心女子大学教授、歴史学、華僑華人研究)です。

【2023/11/5】 筑摩選書13周年フェアが全国各地の書店で開催されています。幸いにも拙著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』「日本有数の観光地の歴史に迫る第1位」となっています。
https://twitter.com/mjumeda/status/1717708440129421421

【2023/10/30】 「しんぶん赤旗」(10月29日)の読書面、「ほんだな」のコーナーで、『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』が紹介されました。

【2023/10/26】 月刊誌『地理』(古今書院)2023年11月号(10月25日発売)に『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』の書評が掲載されました。評者の森本健弘先生は筑波大学講師(人文地理学)です。

【2023/10/12】 ロサンゼルスのダウンタウンにあるジャパンタウン、リトルトーキョーは、日系人の居住者が減少する一方で、韓国人や華人が経営する日本料理店が増えたりしていました。
しかし、最近のラーメン、すしに代表される日本食ブーム、アニメ人気などで、平日でも大勢のアメリカ人が訪れ、非常に活気がある観光スポットになっています。
ネット上で有名なラーメン店、日本料理店には長い行列ができています。
リトルトーキョーの来訪者には、若い女性が目立ち、なんだか東京・大久保のコリアタウンのにぎわいと、共通点が多いように思います。
ラーメン1杯、定価16.5ドル(約2,400円あまり)。これに税金、チップなどが加算されると、ラーメン1杯だけで3,000円を超えてしまいます。

【2003/10/11】 ロサンゼルスのダウンタウンの西に形成されているコリアタウンの規模は大きく、チャイナタウンよりも広範囲です。
ハングルのみの看板を掲げた店舗、大規模なショッピングセンターが各所に見られます。ショッピングセンターの中にはフードコートがあり、さまざまな韓国料理が味わえます。
私は、大好きなスンドゥブチゲ(純豆腐、Soft Tofu Soup)をおいしくいただきました。
定価12.95ドルにチップ15%(あるいは18%)と税金(10%)が加わりますので、合計約16ドルあまり(約2,400円近く)にもなります。

アメリカの物価高と円安で、日本人にはかなり厳しいです。2列目の右端がスンドゥブチゲです。

【2023/10/10】 マンハッタンの東郊、クイーンズ区フラッシングには、ニューヨーク第二のチャイナタウンが形成されています。ニューチャイナタウンです。
地下鉄7番線に乗れば、フラッシングからマンハッタン中心部まで30分あまりで着きます。
1990年代半ばに初めて訪れた時には、台湾出身者も目立ったのですが、その後、中国大陸出身の華人が増加し、現在も郊外型ニューチャイナタウンとして発展を続けています。
街を歩いていると、ここがアメリカであることを忘れてしまいます。

【2023/10/09】 9月にアメリカに行ってきた時の写真を紹介します。
最初はニューヨーク、マンハッタンのチャイナタウンです。
久しぶりのマンハッタンのチャイナタウンでしたが、平日も週末も、たいへんにぎわっていました。
観光客も目立ち、昼食時には多くの中国料理店は満員でした。
チャイナタウン中心部にあるコロンバス公園も、相変わらず高齢の華人の憩いの場となっていました。
中国のどこかの公園にいるみたいです。
ここから1.2㎞ほど南西に世界の金融センター、ウォール街があるとは思えません。

【2023/09/27】 半月ほどサンフランシスコ,ニューヨーク,ロサンゼルスをひとり旅してきました。
アメリカの物価高と円安(1ドル=約148円)が重なり,かつて1ドル=70円台を経験した私には非常につらかったです。
たとえば,サンフランシスコでラーメン1杯が15.25ドル(約2250円),それに税金(8.625%)とチップ(安くて15%か18%)などがプラスされます。
いつのまにか日本は後進国になったかのような気がしました。

さて,旅行中に拙著『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』(筑摩新書)のアマゾンのランキングが急上昇し、9月24日(日)には,アジア史で1位,ちくま新書で1位,総合で123位になり驚きました。
ネット上でその要因を探してみましたら,上智大学名誉教授の根本敬先生(ビルマ近現代史専門)が書いてくださった書評が,全国各地の地方紙の書評欄に掲載されたようです。
9月16日(土)には沖縄タイムス山陰中央新報,下野新聞(栃木県),福島民友など
9月23日(土),24日(日)には新潟日報愛媛新聞福井新聞,中部経済新聞(本社:名古屋)など
そのほか,書評が各地の多くの新聞に掲載されたようです。

【2023/09/11】 日本地理学会の機関誌『地理学評論』Vol.96, No.5(2023年9月発行)に、拙著『華僑・華人を知るための52章』(明石書店)書評が掲載されました。評者は杜 国慶先生(立教大学観光学部教授)です。本書では明石書店の理解を得て、多数の写真を掲載しましたが、これについても言及がありました。「著者の長年のフィールドワークの成果と価値は、数多くの事例のみならず、華僑・華人の歴史を記録した写真にも表れている。写真は125枚にのぼり、いずれも著者が数多くの国・地域を遍歴して実施したフィールドワークに由来するものだ。」掲載写真が125枚だったとは、筆者自身も知りませんでした。

【2023/09/08】 本日発売の読売中高生新聞(毎週金曜日発行)は横浜特集で、冒頭の3ページを用いて「ハイカラ横浜 なぜ中華?」と題して横浜中華街が紹介されています。私も取材に全面的に協力しました。

【2023/09/02】 拙著『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』の書評が『東亜』2023年9月号 (9月1日発売))に、掲載されました。『東亜』は、東亜同文会を前身とする霞山会が発行する中国・アジア問題専門の月刊誌で、評者は静岡県立大学名誉教授の嵯峨 隆先生です。

【2023/08/16】 8月12日の朝日新聞の書評ページの「田中大喜の新書速報」のコーナーで、拙著『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』が紹介されましたが、その内容が「好書好日」(朝日新聞社の本のサイト)でも公開されました。

【2023/08/15】 本日、「ダイヤモンド・オンライン」(ダイヤモンド社の情報サイト)で、『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』の一部が公開されました。
「娘をソ連兵に差し出し…」日本軍に捨てられた日本人を襲った“過酷すぎる運命”

【2023/08/12】 今朝の朝日新聞の書評ページの「田中大喜の新書速報」のコーナーで、拙著『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』が紹介されを取り上げていただき、「現地での取材をもとに戦場となった当該地域の実態を白日の下に曝す」と紹介していただきました。田中大喜先生の専門は日本史で、国立歴史民俗博物館准教授です。

【2023/08/02】「じんぶん堂」(出版社と朝日新聞社が協力して「人文書」の魅力を伝えていくプロジェクト)に、「日本人が知っておくべきアジアでの戦争 山下清海『日本人が知らない戦争の話』」が掲載されました。

【2023/07/21】 「webちくま」(2023年7月21日、筑摩書房)に、拙著『日本人が知らない戦争の話 ―アジアが語る戦場の記憶』(ちくま新書)の「あとがき」が「食パンと缶入りのコンデンスミルクの思い出」と題して掲載されました。

【2023/07/15】 今朝の朝日新聞の読書欄に、拙著『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る線條の記憶』広告が掲載されました。

【2023/6/27】 このたび、筑摩書房から「ちくま新書」の一冊として、『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』を出版することになりました。発売は7/6の予定です。

【2023/05/31】 本日、「じんぶん堂」(出版社と朝日新聞社が共同して人文書の魅力を伝えていく読書推進プロジェクト)に寄稿された安田峰俊さんの 「中国」とは中華人民共和国のみにあらず――豊潤な華僑・華人の世界 で、拙著『華僑・華人を知るための52章』が紹介されました。

【2023/05/28】 東方書店の【東方書店おすすめ 中国を学ぶための入門書・ガイドブック(2023年版)】に拙著『華僑・華人を知るための52章』(明石書店)が選択されました。

【2023/04/27】 本日発売の「男の隠れ家」2023年6月号は、「日本の中の外国を旅する。異国街」です。池袋チャイナタウン、高田馬場リトル・ヤンゴン、西葛西リトル・インディア、新大久保エスニックタウンなどが紹介されています。私も、池袋チャイナタウンに関して、現地取材等で協力しました。

【2023/04/03】 「東亜同文会」を前身とする「霞山会」が発行する季刊広報誌「Think Asia」第51号(2023年3月31日発行)に「アジアのチャイナタウンを巡る 第8回  シンガポールのチャイナタウン」が掲載されました。このシリーズ(全8回)は、今回が最終回です。

【2023/03/28】 『フィールドから地球を学ぶ』に分担執筆
『フィールドから地球を学ぶ―地理授業のための60のエピソード』(横山 智ほか編、古今書院、2023年3月25日発売)に、「華人社会はいかに世界に展開してきたのだろうか」(pp.28-29)を執筆しました。

【2023/03/18】 新刊書『華僑・華人を知るための52章』
このたび、明石書店の「エリア・スタディーズ」シリーズの1冊として、『華僑・華人を知るための52章』を執筆しました。
1冊で「華僑・華人」に関して必要な知識を得ることができる本をめざして、1人で執筆しました。52の章のほかに、15のコラムがあります。多くの写真(すべて私の撮影)や図も掲載し、わかりやすい内容を目指しました。
刊行日は4月5日ですが、すでにAmazonでは目次も紹介されています。

【2023/02/12】 本日の朝日新聞、投稿欄「男のひといき」
朝日新聞の日曜日、「男のひといき」という投稿欄があります。過日、我が家の愛犬のことを400字あまりにまとめて投稿してみました。毎週1本しか掲載されないものですが、幸いにも本日(2月12日)、「エミリーがいる毎日」というタイトルで掲載されました。著作権の関係で、本サイトには掲載できませんが、ご覧いただければ幸いです。

【2023/03/07】 本日放送の「所ジャパン」(フジテレビ系列)「こすられタウンで“未取材”埋もれグルメ探しSP」でした。鎌倉&新大久保で未取材の名店を発見!ということで、新大久保のところで、私たちが以前調査した新大久保エスニックタウンの調査データ(以下の論文に掲載)が引用されました。
横浜中華街と大久保エスニックタウン-日本における新旧2つのエスニックタウン-(山下清海・秋田大学地理学研究室学生).1997年,秋大地理,44,57-68.

【2023/02/04】 横浜中華街の春節、祝舞遊行
 2月4日(土)は旧暦の1月14日です。横浜中華街の春節のイベントの中で、もっとも華やかなパレードが「祝舞遊行」です。爆竹が鳴り響くなか、獅子舞、龍舞、中国の民族衣装などを着飾った人たちなど、さまざまな行列は、とても見ごたえがありました。

【2023/01/25】 「池袋チャイナタウンでランチを!(新版)」を更新しました。

【2023/01/01】 明けまして おめでとうございます
昨年は、コロナ禍が続くなかで、12月にシンガポールを訪れ、多くの再発見と、原稿執筆へのさらなる意欲が高まりました。
今年も、どうかよろしくお願いいたします。

【2022/12/28】 「東亜同文会」を前身とする「霞山会」が発行する季刊広報誌「Think Asia」第50号に「アジアのチャイナタウンを巡る 第7回  タイ、バンコクのチャイナタウン」が掲載されました。次回(第8回)が最終回となります。

【2022/12/18】 12月11日から17日まで、久しぶりにシンガポールを訪れました。
2022年10月以降、新型コロナウイルス感染が疑われる症状がある帰国者・入国者を除き、入国時検査が行われなくなりました。
シンガポール人は日本人と同様、全員マスクをしていましたが、外国人観光客の中にはノーマスクも目立ちました。以前に比べ、まだ観光客は少なく、落ち着いた雰囲気のシンガポールを味わうことができました。

チャイナタウン(「牛車水(Kreta Ayer)」地区)

リトルインディアのスリ・ヴィラマカリアマン寺院

マーライオン(右端)とマリーナベイ・サンズ(正面)

【2022/12/10】 東洋大学人間科学総合研究所公開講演会で「世界のチャイナタウンと横浜中華街」というタイトルで講演(オンライン)をしました。

【2022/10/10】 横浜中華街の双十節(中華民国の建国記念日)に行ってきました。昨夜から雨になりましたが,祝賀パレードが始まる昼には天気も回復しました。ちょうど祝日(スポーツの日)と重なり,横浜中華街はラッシュアワーのような人出でした。今年の国慶節は「中華民国111年国慶」にあたります。

【2022/10/03】 今朝の読売新聞朝刊に「日中国交正常化50年 〔4〕 朝がゆ 文化つなぐ味」が掲載されました。拙著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(筑摩選書,pp. 202-204)で紹介した「馬さんの店」の馬双喜さんの来日後のストーリーを中心とした内容です。短いですが,横浜中華街に関する私のコメントも紹介されました。

【2022/10/01】 横浜中華街の国慶節に行ってきました。コロナ禍の影響で,3年ぶりに慶祝パレードが実施されました。今年は,9月29日が「日中国交正常化50周年」,10月1日が「中華人民共和国成立73周年」で,快晴にも恵まれ大にぎわいでした。

【2022/09/30】 日本のNHKに相当する「ARDドイツ公共ラジオ放送」で,日中国交正常化50周年に関する番組が放送されました。ARDのレポーターと横浜中華街を歩きながら行った私のコメントにもとづいて,4分間ほどのドイツ語番組になりました。

【2022/09/30】 「東亜同文会」を前身とする「霞山会」が発行する季刊広報誌「Think Asia」第49号に「アジアのチャイナタウンを巡る 第6回  アラブ首長国連邦,ドバイのチャイナタウン」が掲載されました。アジア各地のチャイナタウンを8回にわたって連載しています。

【2022/07/28】 今朝の日本経済新聞朝刊(首都圏版)に,「横浜中華街 客層に異変 老舗の『聘珍樓』破産」という題する記事が掲載されました。私のコメントも含まれています。
以下の中国語版記事は,会員でなくとも全文閲覧できます。
 「日本最老中餐厅关店,横滨中华街变了」
 「日本最老中餐廳關店,橫濱中華街變了」

【2022/07/19】 「人文地理」(人文地理学会)第74巻,第2号に,私が執筆しました【書評】渡辺悌二・白坂 蕃編著『変わりゆくパミールの自然と暮らし―持続可能な山岳社会に向けて―』(ブイツーソリューション)が掲載されました。

【2022/06/30】 「東亜同文会」を前身とする「霞山会」が発行する季刊広報誌「Think Asia」第48号に「アジアのチャイナタウンを巡る 第5回  インドネシア,ジャカルタのチャイナタウンが掲載されました。アジア各地のチャイナタウンを8回にわたって連載しています。

【2022/6/26】 地理空間学会2022年大会(つくば国際会議場)が開催され,2022年地理空間学会特別賞を受賞しました。

特別賞は「地理学の水準向上および普及・啓発に特に顕著な功績のあった会員に授与する」と規定されています。
以下の書籍が受賞対象となりました。
 山下清海(1987):『東南アジアのチャイナタウン』古今書院
 山下清海(1988):『シンガポールの華人社会』大明堂
 高橋伸夫・山下脩二・菅野峰明・手塚 章・山下清海(1993):『世界地図を読む―図説世界地理』大明堂
 山下清海(2000):『チャイナタウン―世界に広がる華人ネットワーク』丸善
 山下清海(2002):『東南アジア華人社会と中国僑郷―華人・チャイナタウンの人文地理学的考察』古今書院
 山下清海編(2005):『華人社会がわかる本―中国から世界へ広がるネットワークの歴史,社会,文化』明石書店
 山下清海編(2008):『エスニック・ワールド―世界と日本のエスニック社会』明石書店
 山下清海(2010):『池袋チャイナタウン―都内最大の新華僑街の実像に迫る』洋泉社
 山下清海編(2011):『現代のエスニック社会を探る―理論からフィールドへ』学文社
 山下清海編(2014):『改革開放後の中国僑郷―在日老華僑・新華僑の出身地の変容』明石書店
 山下清海編(2016):『世界と日本の移民エスニック集団とホスト社会―日本社会の多文化化に向けたエスニック・コンフリクト研究』明石書店
 山下清海(2016):『新・中華街―世界各地で〈華人社会〉は変貌する』講談社
 山下清海(2019):『世界のチャイナタウンの形成と変容―フィールドワークから華人社会を探る』明石書店
 山下清海(2021):『横浜中華街 ─世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史』筑摩書房

【2022/06/24】 「地理空間」(発行:地理区間学会)15巻1号(2022年6月)の「書評」コーナーで,張 貴民先生(愛媛大学教育学部教授,人文地理学専攻)による拙著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(筑摩選書)の書評が掲載されました。 →参照

【2022/06/10】 2018年3月16日に放送されましたNHKBSプレミアム,「新日本風土記 横浜中華街」が,2022年6月21日(火)午後4:47~5:46に再放送されるそうです。番組制作で,私は写真を1枚提供する程度の協力しかしていませんが,近年,急変する横浜中華街が,これまでたどってきた時代的背景を知る上でも,非常に参考になりますので,ぜひご覧ください。
https://www.nhk.or.jp/fudoki-blog/100/292222.html

【2022/05/15】 横浜中華街の老舗中国料理店,聘珍樓が本日(5月15日,日曜)閉店するということで,朝日新聞横浜総局の記者からコメントを求められました。その記事が,今朝の朝日新聞横浜版に掲載され,朝日新聞のデジタル全国ニュースでも公開されました。以下のサイトからご覧ください。
横浜中華街のシンボル聘珍樓、130年余の歴史に幕 移転先は未定:朝日新聞デジタル (asahi.com)

【2022/04/22】 本日の朝日新聞神奈川全県版,朝刊で,「横浜中華街の歴史 本に編む」という記事が掲載されました。かなり長い記事です。横浜中華街発展会協同組合が設立50周年記念誌として,2月に出版した『横濱中華街 生業と文化』拙著『横浜中華街』の2冊を取り上げ,かなり詳しく紹介されました。

【2022/04/16】 「季刊地理学」(発行:東北地理学会)第74巻第1号(2022年4月12日)の「書評・紹介」コーナーで,杉浦 直氏(岩手大学名誉教授)による拙著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(筑摩選書)の書評が掲載されました。

【2022/04/11】 今週土曜日(4月16日)のTBSテレビ『世界ふしぎ発見』のテーマは,「横浜中華街 世界に誇るチャイナタウンの謎」です。『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(筑摩選書)を執筆した私も,横浜中華街やサンフランシスコのチャイナタウンについて情報提供などで番組制作に協力しました。ぜひ,ご覧ください。 →番組紹介HP

【2022/04/07】 2022年3月末に発行されました以下の立正大学の紀要に掲載された拙論等を紹介します。
山下清海(2022):
オーストラリアにおける華人社会の変容―シドニーおよびメルボルンの新旧チャイナタウンを中心に―.
地球環境研究(発行:地球環境科学部),第24号,79-93

【2022/03/31】 本日をもちまして,5年間勤めさせていただきました立正大学を定年退職します。明日からは,自由な時間を活かして,原稿等の執筆などを進めていくつもりです。
写真は,昨日(3月30日)の立正大学熊谷キャンパスです。

【2022/03/31】 「東亜同文会」を前身とする「霞山会」が発行する季刊広報誌「Think Asia」第47号に「アジアのチャイナタウンを巡る 第4回  韓国,仁川のチャイナタウン」が掲載されました。アジア各地のチャイナタウンを8回にわたって連載しています。

【2022/03/25】 TBSテレビで毎週日曜,夜6時30分から放送されています『坂上&指原のつぶれない店』では,3月27日(日)放送の回で,「芸能人の知らないNEW池袋」が取り上げられ,池袋チャイナタウンについて少しだけ紹介されるそうです。私も番組制作で協力しました。バラエティ番組なので,私が撮影した1990年代の池袋の中国人が集住したアパートの写真が使われる程度になると思いますが。以下は番組紹介のサイトです。https://www.tbs.co.jp/tsuburenai-mise/

【2022/03/19】 拙著『横浜中華街』(筑摩書房)の書評が,本日の日本経済新聞の「読書」欄で紹介されました。 (短評)『横浜中華街』山下清海著: 日本経済新聞 (nikkei.com)

【2022/03/07】 拙著『横浜中華街』(筑摩選書)について,ジャーナリストの野嶋 剛氏が,「ちくま」2022年1月号「ちくま」に執筆された書評が公開されました。筑摩書房によれば,「横浜中華街の歴史や魅力をまとめた本書を,華語圏が専門の野嶋さんが読みときます」。→ webchikuma.jp/articles/-/2686

【2022/03/04】 2月27日の読売新聞の書評欄で,拙著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(筑摩選書)を取り上げていただきましたが,その全文が,本日,読売新聞オンラインで公開されました。

【2022/02/22】 「週刊アサヒ芸能」2022年3月3日号の「気になるあの本この本」(書評欄)で,拙著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(筑摩選書)が紹介されました。 インタビュー 著者に聞いてみた!

【2022/02/20】 PRESIDENT Online(2月20日公開)で,拙著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(筑摩選書)の一部が,「切取」紹介されました。
 中国料理店より勢いがある…コロナ禍の横浜中華街でどんどん増えている「意外な商売」

【2022/02/16】 日刊ゲンダイDIGITAL BOOKS コラム( 2022年2月16日)で,拙著『横浜中華街』が紹介されました。 「横浜中華街」山下清海著

【2022/ 02/10】「週刊新潮」2022年2月17日号(2月10日発売)の「掲示板」(p.74)のコーナーに,拙著『横浜中華街』に関する私のコメントが掲載されました。

【2022/02/02】 昨日は旧暦の元旦でした。立正大学地理学科のHPに「今月の地理写真」のコーナーがありますが,「春節の横浜中華街」として写真と解説文を投稿しました。

【2022/01/29】 本日(土曜)午前中のFMラジオ,J-WAVE「RADIO DONUTS」(8:00-12:00)という番組で,私の近刊書『横浜中華街 ─世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史』(筑摩選書)を紹介しながら,私のインタビュー内容が紹介されました。「RADIO DONUTS」の番組の中の「東京ガス LIFE IS A GIFT」(10:10~10:40)というコーナーです。聴き逃してもhttp://radiko.jpのサイトから,今日から1週間くらい聞くことが可能のようです。

上記のサイトは,10:00-12:00の録音ですが,「東京ガス LIFE IS A GIFT」のコーナーは10:10から30分間の放送です。
番組の中では,以下の曲も流されます。時間がある時に聞いてください。

10:11 チャイナタウン / ゆず
10:21 南京町で逢いましょう / 上海バンスキング
10:30 BURNIN’ FIRE / MIGHTY CROWN
10:35 クレイジーの中華街大作戦! / CRAZY KEN BAND

【2022/01/26】 『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(山下清海著,筑摩選書)の書評(野嶋 剛氏執筆)が,「じんぶん堂」に掲載されました。

横浜中華街への「知的空腹」を満たす 山下清海著『横浜中華街』

【2022/01/25】 自分で書くのも少し変ですが,以下のような掲示がありました。
「この度、地球環境科学部教員として奉職されている山下清海教授は、2022年3月末日をもってご退職されることになりました。
つきましては、最終講義を下記の通り行いますので、ご案内申し上げます。」
【日時】2022年2月10日(木)15:00~16:30
【テーマ】『魅力的な地理学を求めて歩んだ半世紀』
(60分程度)
【方法】Zoomによる同時双方向型講義にて開催
※申込み方法などは,立正大学地理学科のHPをご覧ください。

【2022/01/09】 神奈川新聞,2022年1月9日(日曜)に,拙著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』の書評「苦難を超えた懐の深さ」(斉藤大起)が掲載されました。

【2022/01/08】 nippon.comに野嶋 剛さんの【新刊紹介】日本最大のチャイナタウン誕生の秘密を解き明かす:山下清海著『横浜中華街 世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史』が掲載されました。 →yahoo! ニュースにも転載

【2022/01/01】 あけまして おめでとうございます!
 昨年も引き続き,新型コロナウイルスの流行で明け暮れた1年でした。
 そのような中で,新著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史』筑摩書房(筑摩選書)を,12月17日に刊行できたのは,たいへんありがたかったです。
 いつも大勢の人たちに助けられいるおかげです。
 本年も どうぞよろしく お願いいたします。
    2022年 元旦   山下清海

【2021/12/26】 「東亜同文会」を前身とする「霞山会」が発行する季刊広報誌「Think Asia」第46号に「アジアのチャイナタウンを巡る 第3回  マレーシア,クアラルンプールのチャイナタウンが掲載されました。アジア各地のチャイナタウンを8回にわたって連載しています。

【2021/12/20】 12月15日に刊行されました拙著『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(筑摩書房)の専用ページを作成しました。

【2021/12/03】 以前,雑誌「料理王国」(2019年12月号)で取材を受けました内容が,ウェブサイト用に調整され公開されました。

「知っていると面白い、いつからコンビニで”肉まん”を置く様に? ”麻婆豆腐”は、なぜ家庭料理に? 日本と欧米の中華料理年表 PART2」

【2021/12/02】 2年半ほど前から執筆に取り組んできました拙著が,12月15日に刊行されることになりました。口絵カラー写真も掲載されています。

EPSON MFP image

山下清海著『横浜中華街 ―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』筑摩書房(筑摩選書224),292p.,1,870円(税込)

【2021/11/29】 本日配信の「読売新聞オンライン」に以下のような記事が掲載されました。
踊り場に「ここはトイレではない」、ゴミは頭上から降ってきた「チャイナ団地」…「バラバラ」でもゆるく進む共生

JR蕨駅近くの中国人が集住するUR川口芝園団に関する記事です。
私のコメントは,記事の最後に紹介されています。

【2021/11/29】 今年6月末から7月初めにかけて横浜で実施しました「フィールドワークⅡ」(3年のゼミ生対象)の紹介が,地理立正大学地理学科HPで公開されました。
コロナ禍における地理学科の野外実習の取り組み②:港都横浜の形成と変容 | 立正大学地理学科 (rissho-map.jp)

【2021/10/10】 「ABEMA的ニュースショー」で池袋チャイナタウンが紹介されました。
私は電話取材で番組制作に協力しました。
10月10日(日)12:00 〜 14:00に放送されましたが,あと6日間は,無料で視聴できます。
放送開始から約30分過ぎた頃に,池袋チャイナタウンの特集が始まります。

【2021/10/02】 以前,新華僑やニューチャイナタウンなどについて日経新聞の取材を受けていましたが,今朝(10月2日)の日本経済新聞,土曜版「NIKKEI プラス1」「西川口・池袋VS横浜 新旧チャイナタウンを歩く」という記事が掲載されました。

【2021/09/30】 「東亜同文会」を前身とする「霞山会」が発行する季刊広報誌「Think Asia」第45号に「アジアのチャイナタウンを巡る 第2回 インド,コルカタのチャイナタウンが掲載されました。アジア各地のチャイナタウンを8回にわたって連載しています。

【2021/06/26】 「東亜同文会」を前身とする「霞山会が発行する季刊広報誌「Think Asia」第44号に「アジアのチャイナタウンを巡る 第1回 ミャンマー,ヤンゴンのチャイナタウンが掲載されました。アジア各地のチャイナタウンを8回にわたって連載する予定です。 

【2021/04/08】 現代の日本におけるエスニック集団の集住地域に関する英文の学術書が刊行されました。編者は石川義孝先生(帝京大学)です。私は本書の中で華人ニューカマーズ(いわゆる「新華僑」)のニューチャイナタウンの形成について論じました。
Yamashita, Kiyomi(2021): Chinese Enclaves: Formation of New Chinatowns by Chinese Newcomers. In Ethnic Enclaves in Contemporary Japan, ed. Ishikawa, Yoshitaka, 45-70, Singapore : Springer, pp.45-70.

【2021/03/16】 科学研究費による「地域活性化におけるエスニック資源の活用の可能性に関する応用地理学的研究」の成果が,「地理空間」第13巻3号に掲載されました。

【2021/01/01】 2021年がよい年でありますように!

【2020/12/06】 本日,地理空間学会の 第13回 大会がZoomミーティング形式で開催されました。
私が科学研究費の代表を務めています研究の中間的な成果を,以下のようなシンポジウム形式で発表しました。

 シンポジウム「地域活性化におけるエスニック資源の活用」
[S01] 山下清海(立正大):シンポジウム「地域活性化におけるエスニック資源の活用」 企画趣旨
[S02] 矢ケ﨑典隆(日本大):ロサンゼルス大都市圏におけるエスニックタウンとエスニック資源の活用
[S03] 大石太郎(関西学院大):カナダにおける国指定史跡とエスニック集団の歴史的遺産を活用した地域活性化の試み-沿海諸州のフランス語系少数集団アカディアンの事例-
[S04] 根田克彦(奈良教育大):ロンドン,タワーハムレッツ・ロンドン特別区におけるタウンセンター政策とエスニック資源の活用―ブリックレーン・ディストリクトセンターの事例―
[S05] 石井久生(共立女子大):祝祭におけるエスニック資源の活用―スペイン・ドゥランゴにおけるバスク・ブックフェアの事例―
[S06] 加賀美雅弘(東京学芸大):オーストリアにおけるロマのエスニック資源活用の可能性
[S07] 福本 拓(南山大):韓流ブームに伴うコリアタウンの変容と地域活性化への課題
[S08] 山下清海(立正大):日本におけるチャイナタウンからみるエスニック資源の活用とその課題

【2020/12/01】 本日発売の「サンデー毎日」(12月13日号)に,拙稿が掲載されました。
広東省,広州市の西隣の仏山市にできた「一番街」についての話題です。 「中国に出現したナゾのニセ歌舞伎町とその後」というタイトルですが,私としては日頃思っていることを書かせてもらったつもりです。

【2020/11/15】  今朝の朝日新聞「声」欄に,私が投稿した文章「日系人収容所の記憶を生かそう」が掲載されました。日頃,アメリカの地理の講義を担当しながら,大学生のほとんどがアメリカに住んでいた12万人の日系人が,太平洋戦争中に強制収容されたことを知らなさすぎだ,という思いを書いてみました。

【2020/11/09】 コロナ禍で外出を控えていたのですが、人文地理学の野外実習で、久しぶりに大久保エスニックタウンを訪れました。
 その時に、今まで経験しなかったことに遭遇しました。「清海老師のときどき日誌」で紹介しましたので、ぜひご覧ください。

【2020/10/27】 人文地理学会の機関誌「人文地理」最新号(72巻3号)の「2019年学界展望」で,「社会地理」(pp.232-236)の執筆を担当しました。

【2020/08/25】  解放出版社「部落解放」9月号(794号)に「ヤミ市からチャイナタウンへ 池袋西口の迷宮(ラビリントス)」(井上理津子)が掲載されました。本誌の中で,池袋チャイナタウンに関する私へのインタビューも紹介されています。

【2020/08/09】 料理雑誌「料理王国」(CUISINE KINGDOM発行),2019年12月号,中華料理の特集号において,「1800年代から現在まで 日本と欧米の中華料理年表」(pp.68-75)の記事作成に協力しました。
それから約9か月,ホームページでも公開されています。
日本と欧米の中華料理年表 PART1
日本と欧米の中華料理年表 PART2
日本と欧米の中華料理年表 PART3
日本と欧米の中華料理年表 PART4

【2020/07/29】 先日,世界の華人社会について共同通信の取材を受けました。その記事が, 山陰中央新報(7月5日),熊本日日新聞(7月11日朝刊)、京都新聞(7月18日朝刊),中部経済新聞 (7月25日) ,愛媛新聞(7月29日朝刊),岩手日報 などにに掲載されたほか、順次全国各地の地方紙に掲載されていくようです。著作権の関係で,記事をご覧いただけないのが残念ですが。

【2020/07/01】 立正大学地理学科のホームページ,「今月の地理写真」のコーナーに,「オーストラリア,シドニー郊外のベトナム人街,カブラマッタ」が掲載されました。

【2020/04/04】 新型コロナウイルス感染拡大の影響で,大学の卒業式や入学式が中止され,新学期の授業開始も延期されました。私個人もかなりの影響を受けています。
3月27日に日本地理学会春季学術大会(駒沢大学)で研究発表を予定していましたが,学会は中止になってしまいました。ただし,事前に提出していた発表要旨は,以下の通り公開されています。

第二次世界大戦後の横浜中華街の変容とその要因

さらにです。6月21日開催予定の地理空間学会で,科学研究費の研究成果のシンポジウムを企画していたのですが,この学会も中止が決まりました。

地域活性化におけるエスニック資源の活用の可能性に関する応用地理学的研究
(研究代表者  山下 清海)

今の状況では,外に出てフィールドワークを行ったりできませんが,当分は,これまで溜まってしまった多くの「宿題」のデスクワークに励んでいくつもりです。

【2020/03/26】 イタリアにおける新型コロナウイルス感染拡大に関連して,中国語の記事が掲載されました。どうして,イタリアに中国人が多いのか,なかでも浙江省出身者,特に青田県出身者が,という内容です。

義大利為什麼有這麼多浙江人?

意大利为什么有这么多浙江人?

上記の記事の「参考資料 7」に示してあるように,私たちが以前,浙江省の青田県で調査して執筆した論文(日本語)の中国訳が引用されていました。

山下清海・小木裕文・張貴民・杜国慶(2012):浙江省温州市近郊青田県の僑郷としての変容-日本老華僑の僑郷からヨーロッパ新華僑の僑郷へ.地理空間, 第5巻,第1号,1-26.

【2020/03/20】 今日,3月20日(金)は春分の日。
横浜中華街では,「媽祖祭」が挙行される日です。
新型コロナウイルス感染拡大の中で,風評被害の影響もあり,横浜中華街では来訪者が大幅に減少しているとのメディア報道がありました。
今日予定されていた「媽祖神輿の巡行」も中止されました。
それでも,横浜中華街の今の状況を知りたく,出かけてきました。

今日から3連休とはいえ,来訪者はやはり少ないだろうと思っていましたが,想像した以上の人出でした。
今日だったら,いつも長い行列の中国料理店にも入れるかもしれないと思ったのですが,予想は大外れ。
人気の店は,今日も長い行列ができていました。

新型コロナウイルスの感染拡大の中で,中華街の中国料理店を誹謗中傷する手紙が送られてきたそうです。

「中国人はゴミだ!」 横浜中華街の老舗に中傷の手紙
(神奈川新聞 2020年3月4日) 

これに対して,多くの励ましの声もありました。
今日,善隣門には,以下のように書かれた横断幕が掲げられていました。

みんな ありがとう
#がんばれ中華街
横浜中華街発展会協同組合

「名物料理〝食べて〟応援しよう ヘイト手紙届いた老舗に列」
(神奈川新聞 2020年3月8日)

【2020/01/30】 今年の春節,旧暦元旦は1月25日(土)でした。翌26日(日),横浜中華街では,春節恒例の祝賀パレード「祝舞遊行」が華やかに行われました。龍舞,獅子舞などのほか,皇帝衣装やチャイナドレスの旗袍(チーパオ)を着飾った行列などで賑わい,新型コロナウイルスの暗いムードが吹き飛んでしまいました。

【2019/12/19】 講談社から出版されていますトラベルカルチャー誌「TRANSIT(トランジット)」の最新号,第46号(2019年12月刊)は,「中国四千年の食をめぐる旅」という特集で,私は世界のチャイナタウンについてインタビューを受けました。その内容が「膨張するチャイナタウン」と題して掲載されました

【2019/12/04】 立正大学地理学教室のHP,「今月の地理写真」のコーナーに私が今年8月に撮影した「極東ロシア,ハバロフスクのアムール川」が掲載されました。ウラジオストク,ユジノサハリンスクの写真もリンクしましたので,ぜひご覧ください。

2019/12/04】 拙著『世界のチャイナタウンの形成と変容』(明石書店)の書評が,日本華僑華人学会の機関誌「華僑華人研究」第16号(2019年10月)に掲載されました。評者は大阪大学大学院言語文化研究科講師の松村智雄先生(インドネシア地域研究)です。

【2019/10/18】 昨年(2018年3月16日),私も少し制作のお手伝いをしましたNHKBSプレミアム 「新日本風土記 横浜中華街」が再放送されるそうです。 昨年,見逃した方々は,ぜひご覧ください。

NHKBSプレミアム 「新日本風土記 横浜中華街」(初回 2018/3/16) 2019年11月7日(木) 後11:45~前0:44

【2019/10/08】 以前,世界のチャイナタウンに関する英文書に,池袋チャイナタウンについて分担執筆(以下参照)しました。 このたび,この英文書の中国語版が刊行されました。

Yamashita,Kiyomi(2013): Ikebukuro Chinatown in Tokyo: The First “New Chinatown” in Japan. pp.247-262. Wong, Bernard P. and Tan Chee-Beng eds.“Chinatowns around the world: Gilled ghetto, ethnopolis, and cultural diaspora” Brill, Leiden, The Netherlands, 306p.

王保華・陳志明編,張倍瑜訳:『唐人街:鍍金的避難所,民族城邦和全球文化流散地』華東師範大学出版社,415頁,2019年8月刊(69.80元) 私の担当個所は,次のとおりです。 山下清海:「東京的池袋唐人街:日本的第一個“新式唐人街”」pp.361-382.

【2019/09/14】 勤務先の立正大学の地理学科の授業「フィールドワーク」を神戸で実施しています。 ちょうど中秋節と重なり,南京町がにぎわっていました。久しぶりに見た神戸港の夜景も美しかったです。

2019/09/09】 拙著『世界のチャイナタウンの形成と変容』(明石書店)の書評が,日本地理学会の機関誌「地理学評論」第92巻第5号(2019年9月)に掲載されました。評者は東京学芸大学教授の加賀美雅弘先生です。

【2019/08/31】 夏休みを利用して,極東ロシアに行ってきました。写真などを掲載しましたので,ぜひご覧ください。 「極東ロシアの旅(2019年8月)」

【2019/08/10】 日本テレビの番組「ヒルナンデス!」(月~金曜:11:55~13:55)の中で,『森三中・ロバートの同期旅』というコーナーがあります。8月12日(月曜,振替休日)の同コーナーは,横浜中華街の路地裏にある中華料理店を巡るという企画で,私も店の紹介や最近の横浜中華街の状況の説明などを手伝いました。 先日,大学の研究室でインタビューを収録しました。おそらく私の出番は,多くはないと思いますが,ご覧いただければ幸いです。

【2019/08/02】 このたび,池袋に関する以下のテレビ番組の取材・制作に協力しました。池袋チャイナタウンに関する私へのインタビューが,番組の中でどの程度紹介されるかわかりませんが,ぜひご覧ください。

BSフジ 「TOKYOストーリーズ 池袋スタンドアップ」(前編・後編) 出演者:<ナレーション>橋本 愛 天野ひろゆき(お笑い芸人)、久保ミツロウ(漫画家)、隈 研吾(建築家)、高野之夫(豊島区長)、堀田 茜(モデル)、矢沢 心(女優)、山下清海(立正大学教授) ※五十音順

≪前編≫ 8月06日(火)23:00~23:30 初回放送 8月20日(火)23:00~23:30 再放送

≪後編≫ 8月13日(火)23:00~23:30 初回放送 8月27日(火)23:00~23:30 再放送 番組ホームページ: http://www.bsfuji.tv/tokyostories/pub/

【2019/07/26】 本日,7月26日(金),横浜中華街で関帝誕(関羽の聖誕日)の神輿巡行パレードが行われました。幸い講義・会議などがなく,久しぶりに関帝誕を見学することができました。

【2019/07/24】 今朝の朝日新聞の投書欄「声」に,私の投稿が掲載されました。私の研究の専門とは異なりますが,最近,特に思うこととして,生まれて初めて新聞の投書欄に投稿しました。

幸いにも初投稿で掲載,ということになり驚きました。タイトルは,「企業・学校名に『さん』は不自然」です。紙面でご覧いただければ幸いです。

大学のゼミで,学生が研究内容を発表をする際に,「農協さんに聞いたところ・・」といういった言い方が増えている。企業名や団体名に「さん」をつける言い方が,若い人の中に蔓延しつつあるように思う。・・・〔以下,略〕

【2019/07/14】 拙著『世界のチャイナタウンの形成と変容』(明石書店,2019年2月刊)の書評が,人文地理学会の機関誌「人文地理」第71巻第2号(2019年6月30日)に掲載されました。評者は片岡博美先生(近畿大学経済学部教授)です。

【2019/07/11】 去る4月に,大阪西成区あいりん地区の「まちづくりひろば」で,講演した大阪中華街構想に関する内容が,「萩まちだより」(萩之茶屋地域周辺まちづくり合同会社)Vol.22に掲載されました。 →PDF

【2019/07/11】 本日の日本経済新聞(朝刊),「人口減社会のいま 住基台帳調査から(上) 多国籍化,街変える 1都3県外国人比率3%超」の記事に,池袋チャイナタウンに関する私のコメントが掲載されました。7/10の日本経済新聞電子版でも閲覧可能です(会員限定)。

【2019/06/16】 拙著『世界のチャイナタウンの形成と変容』(明石書店)の書評が,地理空間学会の機関誌「地理空間」12巻1号(2019年6月)に掲載されました。評者は立教大学観光学部教授の杜 国慶先生です。

【2019/06/15】 ウェブメディア「TABI LABO」の池袋チャイナタウン特集で取材を受けた記事が掲載されました。

池袋駅「北口エリア」の雑居ビルにひっそり息づく「中国人コミュニティ」

池袋に誕生した「新興のチャイナタウン」に「新華僑」が集った理由

【2019/05/29】 月刊誌「地理」2019年6月号の「書架」コーナーで,拙著『世界のチャイナタウンの形成と変容 ― フィールドワークから華人社会を探究する ―』が紹介されました。評者は山下亜紀郎氏(筑波大学生命環境系助教)です。 また,「東方」(東方書店)2019年6月号に掲載された「東方書店本店 4月販売ベスト10(国内書)」で,本書は第5位にランクされました。→参照

【2019/05/08】 2月末に刊行しました拙著『世界のチャイナタウンの形成と変容 ― フィールドワークから華人社会を探究する ―』(明石書店)が,中国専門の東方書店の国内書,4月販売ベスト5位になりました。比較的高価な専門書ですが,一般書の間で善戦したようです。→東方書店HP

【2019/04/23】 このたび,以下の論文が「地球環境研究」(立正大学地球環境科学部)第21号(2019年3月刊)に掲載されました。 →PDF参照

山下清海(2019): 南アフリカ,ヨハネスブルグのチャイナタウンの変容と地域的特色 ― 新旧のチャイナタウンの比較考察 ―

【2019/04/20】 来る4月26日(金)夕方,主催:釜ヶ崎のまち再生フォーラム,共催:大阪市立大学都市研究プラザの「まちづくりひろば」の「西成中華街構想」についての勉強会で,話をすることになりました。詳細→HP

【2019/04/09】 昨年8月に中国で実施しました海外フィールドワークの報告書,『フィールドワークで探る中国の実情 ―黒竜江省ハルビンおよび首都北京―』の簡易版を,本HPに掲載しました。中国を自分の足で歩き,考えた学生たちのフィールドワークの体験レポートです。ぜひご覧ください。

【2019/03/25】 拙著『世界のチャイナタウンの形成と変容 ― フィールドワークから華人社会を探究する ―』(明石書店)が,月刊誌「東方」(東方書店)4月号の「にっぽんのほん」のコーナーで紹介されました。

【2019/03/20】 日本地理学会春季学術大会(専修大学生田校舎)で,「南アフリカ,ヨハネスブルグのチャイナタウンの地域的特色」と題する研究発表を行いました。→発表要旨

【2019/03/18】 平岡昭利編『読みたくなる「地図」 国土編』(海青社)が刊行されました。本書の中で私は,「八郎潟干拓地―大潟村の誕生と変容」(pp.18-21)を執筆しました。

【2019/03/05】 島津 弘・伊藤徹哉・立正大学地理学教室編『地理を学ぼう 海外エクスカーション』(朝倉書店)が刊行されました。本書の中で私は,「多民族社会を体感する ― マレーシア・シンガポールの8日間」(pp.48-53)を執筆しました。

【2019/02/22】 このたび,私の新刊書『世界のチャイナタウンの形成と変容 ―フィールドワークから華人社会を探究する』(明石書店)を刊行しました。これまで,長年,世界各地のチャイナタウンで取り組んできたフィールドワークの成果を,1冊の本に集大成しました。読者の皆様が,自分もあのチャイナタウンに行ってみたいと思っていただければ,著者として最もうれしいです。

【2019/01/30】 神戸の南京町が「南京町生誕150年記念事業」を開催します。 その一環として,来る2月24日(日),特別シンポジウム「世界の華僑華人 歴史と展望 神戸を中心に~老・新華僑共生への道を求めて~」が開催されます。私は,このシンポジウムの最初に,「急変する世界のチャイナタウン」と題して講演することになりました。これまでフィールドワークしてきた世界各地のチャイナタウンの状況について,写真を見ていただきながら紹介する予定です。

【2019/01/27】 1月27日(月),関西テレビの夕方のニュース番組『報道ランナー』の中で,西成の“中華街”構想の話題が取り上げられました。私も電話取材を受け,私のコメントも紹介されました。一部の内容が,gooテレビ番組で見られます。

神戸・元町、横浜、長崎が三大中華街として知られているが、4つ目の中華街を作る構想が西成で浮上している。中華街が計画されているのはJR新今宮駅の南側エリア。大阪万博が開催される2025年までに東西南北に門を建て、中華料理店や雑貨販売店などを集めるという。考えたのは華僑の経営者ら約40人で作る大阪華商会。近くにはあいりん地区があり、商店街には多くの日雇い労働者が集まるが、商店主の高齢化が進みシャッターを下ろしたままの店舗が増えている。その一方、ここ数年で空き店舗に次々とカラオケ居酒屋ができ、その数は約150軒で商店街の3~4割を占めている。多くは中国人が経営しているという。中国人店主たちが街の再開発の起爆剤として、中華街構想を打ち出した。しかし地元の人たちには寝耳に水。これまで中国人が経営するカラオケ居酒屋では騒音やゴミ捨てのトラブルがあり、さらに地元商店街にはまだ構想を説明していないという。西成は通天閣やあべのハルカスなどに近く、関西空港からも電車でおよそ1時間とアクセス抜群。2022年には星野リゾートがホテルをオープンさせる予定で、最も注目されるスポットでもある。大阪華商会は来月にも協議会を立ち上げ、地元の商店街と相談しながら計画を具体化したい考え。

大阪・西成の中華街構想についてスタジオトーク。大阪華商会によると、万博開催の2025年時点で経済効果は約250億円。大阪市の吉村市長は、「構想そのものは反対ではないが、地域の理解なく進めるのは難しい」と話している。立正大学の山下清海教授は、「日本の三大中華街は150年以上前から中国人が地域に根付いている。歴史の浅い西成で地元をどう納得させるかが課題」などとコメントしている。友利新は、「万博が終わって引き上げられたら困る。立地は良いので再開発自体は良いこと」などと述べた。モーリー・ロバートソンは、「中華街は外国の中国の飛び地になるような文化的傾向がある。小さくカプセルが出来てしまい、そこで元々暮らしていた人たちの生活が一掃されてしまう。地元の人を積極的に雇用するなどシナジーが生まれればまだ可能性の範疇」などと話した。

YAHOO!ニュース〔2019年1月26日(月)配信〕でも,一部の内容が紹介されています。

【2019/01/21】 本日の読売新聞夕刊(大阪本社)に,「西成に中華街構想」という記事が掲載されました。私も取材を受けました。記事の最後に,私のコメントが少し掲載されています。サイトでも閲覧可能です。 →参照

【2019/01/01】 新年あけまして おめでとうございます 昨年はたいへんお世話になりました。 今年も,どうかよろしくお願いいたします。

千葉県九十九里の日の出

【2018/12/28】 本日の日本経済新聞(夕刊)「外国人と共生 どうすれば」という記事が掲載されました。私も取材を受けましたが,私のコメントも紹介されています。→参照

【2018/12/18】 本日の毎日新聞(東京版)夕刊の二面,「特集ワイド」に「変化を体感 池袋チャイナタウンを歩く」という記事が掲載されました。その中で,私へのインタビューの内容も紹介されています。→参照

【2018/12/03 大阪の毎日放送(MBS)の情報エンターテイメント番組「ちちんぷいぷい」(月曜から金曜までの毎日午後2時から6時まで放送)の中の『辻憲の「コレだけ」ニュース!』(14:54~15:13)というコーナーで, 西川口チャイナタウンについて取り上げられました。 私も,西川口でインタビューを受けたりしましたが,その番組が,本日午後,放送されました。 放送は近畿圏中心で,残念ながら首都圏では見られませんでした。 しかし,以下のYahooニュース(12/3(月) 17:50配信 )に番組の概要が掲載されていますのでご覧ください。

“チャイナ化”が止まらない 都心から30分圏内「西川口」とは

【2018/11/28】 古い荷物を整理していましたら,秋田大学に勤務していた頃,今から30年近く前,地元の秋田魁新報(1989年7月18日夕刊)に掲載された私のインタビュー記事が見つかりました。「旅ノススメ」というタイトルですが,私が若い人たちに伝えたいことは,今でも全く変わっていません。→参照

【2018/11/07】 立正大学地理学科の私のゼミ生と,今年6月下旬に横浜中華街を調査しました。その成果の概略を紹介するサイトを作成しました。ぜひご覧ください。 「フィールドワークで探る横浜中華街の現状―立正大学地理学科山下清海ゼミ調査報告2018―」

【2018/09/24】 ヨハネスブルグとドバイの旅から,無事に帰国しました。海外へはたくさん出かけていますが,今回,特に治安が悪いヨハネスブルグ滞在中は,緊張の連続でした。もしかしたら,何かのトラブルに巻き込まれるかもしれないと思い,記録の意味でも,「清海老師のときどき日誌」に滞在報告を書きましたので,ご覧ください。

【2018/09/15】 本ホームページのトップページにあります「清海老師のときどき日誌」では,ブログ形式で近況等を「ときどき」お伝えしています。今,私は南アフリカのヨハネスブルグに来ています。南アフリカでの近況についても,こちらの方でご覧ください。

【2018/09/06】 今日,リクルートが運営する「ホットペッパーグルメ」の「メシ通」というサイトで,私へのインタビューを中心に,池袋チャイナタウンの中国料理が紹介されました。

「チャイナタウンの達人に聞いた,パスポートの要らない中国【池袋】をガッツリ楽しむ極意とは」

【2018/08/27】 19日から立正大学の地理学科の授業,海外フィールドワークで,学生たちを引率して中国に来ています。まず,黒龍江省のハルビンを訪れ,その後,北京へ。ハルビンでは,日本軍が人体実験などを行った「侵華日軍第七三一部隊遺跡」や,ハルビン郊外の方正県の日本人公墓「中日友好園林」(満州開拓団の団員,日本人残留邦人,中国人養父母の墓などがある)を参観しました。 今日は,北京郊外の万里の長城の八達嶺を訪れましたが,夏休み中であり,しかも中国では大旅行ブームなので,長城はラッシュアワーのような混雑ぶりでした。あす,帰国の予定です。

2018/08/18】 「東洋経済ONLINE」で,「中国人の街『西川口』の変貌っぷりが凄すぎる」という記事が,本日配信されました。私へのインタビュ-記事も掲載されています。

【2018/08/17】 「池袋チャイナタウンの歩き方」をリニューアルしました。池袋チャイナタウンでは,新規開店の中国料理店が多く,新しい情報も加えました。PDF版も作成しました。 この地図と解説を見ながら,池袋チャイナタウンを「味わって」みてください。

【2018/08/08】 本日の日経電子版「オリハラSelect」で,去る7月18日の日本経済新聞(夕刊)の川口芝園団地に関する記事が公開されました。

【2018/07/28】 日本テレビの「出川哲朗のアイ・アム・スタディー」という番組で,「中国人がスゴイという特集があります。 私は,世界のチャイナタウンに関するデータ提供などで,少しだけ手伝いました。 8月3日(金)25時~(深夜)の放送だそうです。

【2018/07/25】 先日ご紹介しました日本経済新聞2018/07/18(夕刊),記事「新中華街 新たな共生の道」の中国語版が,「日本経済新聞中文版」(2018/07/25)に掲載されました。→「東京圏増加的中国居民与新中華街」

また,中国の「環球時報」(人民日報の系列)のネット版,「環球網」でも紹介されました。

【2018/07/20】 本日発行の東京メトロのフリーマガジン「メトロミニッツ Metro min.」8月号は,池袋特集です。池袋チャイナタウンや中国料理店の紹介などもあります。私へのインタビューも掲載されています。この「メトロミニッツ」は20代,30代の若者がメインターゲットで,人気が高く,毎回10万部発行され,2,3日でなくなってしまうそうです。 東京メトロの主要駅のメトロマガジン専用ラック(駅構内の改札口付近や地下通路など)で無料配布しています。お早めにどうぞ。

【2018/07/18】 本日の日本経済新聞(夕刊)「新中華街 新たな共生の道」という記事が掲載されました。埼玉県川口市のUR川口芝園団地への中国人の集住や西川口駅周辺のチャイナタウン化などが取り上げられています。私への取材内容も盛り込まれています。 →参照

【2018/07/09】 「サンデー毎日」(7月22日号,7月10日発売)から特集「チャイナタウン化する東京」に関する取材を受けました。そのインタビュー記事が,明日(7/10)発売(東京都内は本日,駅売店などで販売されています)の「サンデー毎日」に,囲み記事「時代は中華街からチャイナタウンへ。その違いはー」で掲載されました。ご覧いただければ幸いです。→参照

【2018/07/03】 拙著『新・中華街―世界各地で〈華人社会〉は変貌する』の書評が,人文地理学会の学会誌「人文地理」第70巻第2号(2018年6月30日)に掲載されました。評者の矢ケ崎典隆先生は,日本大学文理学部の教授(人文地理学,アメリカ地誌)です。

【2018/06/08】 今日の朝日新聞(夕刊)に,『占』 横浜中華街の新名物」という記事が掲載されました。「中華街に詳しい立正大学の山下清海教授」として,私のコメントも紹介されています。→参照

【2018/06/08】 「学生,大学院生,若き研究者の皆様へ」のコーナーを新設しました。ぜひ,ご覧ください。

【2018/06/04】 日本テレビ(読売テレビ制作)の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(月曜‐金曜日,13:55 – 15:50放送)で,5月28日(月曜)に「チャイナタウン化する街」として,埼玉県川口市の西川口の特集が放送予定です。 この特集の放送は15時すぎからの予定です。私も企画の段階から協力させていただきました。 私へのインタビューも,スタジオで撮影済みです。

何しろ放送は「ライブ」ですので,何かニュース(アメフト問題,米朝関係など)が飛び込んできた際には,急遽,放送予定が変更になります。

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5月26日(金),上記のように書いたのですが,残念ながら,本日(28日,月曜)の放送では,西川口の特集はありませんでした。日大アメフト問題と西城秀樹告別式の話題が中心でした。 西川口の特集の新たな放送予定がわかればお知らせいたします。

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先ほど,6月4日(月),放送予定という連絡が担当ディレクターからありました。 ただし,生の報道番組ですので,予定は予定ということです。 —— 本日(6月4日,月曜),「情報ライブ ミヤネ屋」(月曜‐金曜日,13:55 – 15:50放送)で放送予定でした「チャイナタウン化する街」,埼玉県川口市の西川口の特集は,放送延期になってしまいました。 放送開始時には,放送が予定されていたようでしたが,結局,日大アメフト問題などに取って代わられてしまったようです。 たびたび放送が延期になり,お騒がせして申し訳ありません。

【2018/05/11】 今朝の「めざましテレビ」(フジテレビ)の「ココ調」のコーナーは,「日本人が消えた街」でした。 この中で,西川口チャイナタウンが紹介されました。私も電話録音で,その背景について解説しました。 西川口チャイナタウンは,池袋チャイナタウンの形成とよく似ています。初期段階は,周辺に多くの中国人が住んでおり,彼らに中国料理店をはじめ各種サービスを提供する店が増えてきました。 最近,西川口チャイナタウンがテレビ,雑誌などのメディアで取り上げられることが多くなりました。

【2018/04/25】 東方書店発行の月刊誌『東方』5月号で,私が書きました「世界のチャイナタウンは今」の連載(3回分)が始まりました。5月号の第1回は「変容する華人社会とニューチャイナタウンの形成」です。以降は,次の通りです。 第2回(6月号):「日本のニューチャイナタウン--池袋の次は埼玉県西川口」 第3回(7月号):「中国の海外進出とチャイナタウンの新たな形成」

【2018/04/11】 新刊のご紹介です。

矢ケ崎典隆編『移民社会アメリカの記憶と継承 -移民博物館で読み解く世界の博物館アメリカ-』 学文社,2018年3月30日刊

私は,第10章「サンフランシスコのチャイナタウン -アメリカ華人の博物館として-」およびコラム「メリケン国の華人博物館」を執筆しました。ぜひ,ご参照ください。

【2018/04/01】 「地球環境研究」(立正大学地球環境科学部ほか)第20号(2018年3月)に,「世界の華人社会とチャイナタウン」が掲載されました。立正大学環境科学研究所で新任教員として,これまでの私の研究の流れを発表した要旨で,自己紹介的なものです。

【2018/03/25】 私が編者の一人として担当しました以下の本が刊行されました。

矢ケ﨑典隆 ・山下清海 ・加賀美雅弘編『グローバリゼーション ―縮小する世界―』朝倉書店,2018年3月5日刊 私は「世界の華人とチャイナタウン」の章を執筆しました。 本書には人文地理学の最新の研究成果が反映されていますので,ぜひご参照ください。

【2018/03/20】 久しぶりにバリ島に行ってきました。バリ島の住民の9割以上はヒンドゥー教徒です。 滞在中の3月17日は,バリ・ヒンドゥー教の「ニュピ」(正月)でした。 ニュピの前日(16日),大きな鬼の人形が街中を練り歩く「オゴオゴ」と呼ばれる儀式を見ることができました写真。また,お供え物を頭の上にのせた娘さんたちの行列も,色鮮やかでした写真。 そして,「ニュピ」当日は悪霊が去るのを待つ日で,外出,灯火の使用,労働,殺生が禁止され,外出や食事もできません。 外国人旅行者といえども,ホテルから一歩も外に出ることはできず,ビーチで泳ぐことも禁止されました。外国人旅行者が多いホテル内のレストランは営業していましたが,夕方6時には閉店でした。 日本から持参したカップ麺で夕食をとりました。たいへん貴重な経験でした。

2018/03/12】 今週金曜日(3月16日),NHKのBSプレミアムで,以下の番組が放送されます。私は,番組制作で少しだけお手伝いさせていただきました。きっと見ごたえのある番組になったと期待しています。

NHKBSプレミアム 午後9時00分~ 午後10時00分 新日本風土記「横浜中華街」

【2018/03/11】 7年前の今日,東日本大震災が起こりました。その時のことを思い出して,当時,私のホームページを見直しました。以下,そのまま再掲します。地震発生から,やっと4日後になって書いたものです。地震の名称も「東北関東大震災」でした。

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2011/03/15 3/11に発生しました東北関東大震災(M9.0)では,筑波大学もかなりの被害がありました(筑波大学があるつくば市は震度6弱)。 地震発生時,私は研究室にいましたが,あまりにも大きな揺れのため,廊下に逃げ出しました。まるで荒海に浮かぶ船に乗っているようでした。その後も,ものすごい揺れが続きました。いったん揺れがおさまって,車や自宅の鍵が入ったキーケースを机の上に置きっぱなしだったことに気づきました。再びび部屋の中をのぞくと,写真のような状態でした。私が座っていた机やイスに,書棚が倒れかかっていました。キーケースがなければ,車も運転できないので,急いで本の山を掘り返して,やっと見つけました。その直後,また大きな余震が来て,本の山をかけ上って脱出しました。 幸い家族も研究室の同僚や院生も,全員無事でした。津波の被害がひどかった宮城県の漁村に水産養殖業の調査に出かけていた大学院生は,一時連絡がつかず心配しましたが,危機一髪のところを津波から無事避難していたことがわかりました。 筑波大学内では,今も断水が続いています(トイレも水が流れません)。 留学生の中には中国やイタリアなど母国に帰ったり,大学院生は郷里に戻った者も多いです。現状では,もっとも賢い対応だと思います。 今回の震災に際して,海外を含む多くの方々からお見舞いのメールをいただきましたが,この文章と写真で,お礼のメールに代えさせていただきます。

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【2018.3.2】 『NNAカンパサール』(共同通信)の最新号(2018年3月)に,チャイナタウン化が進む埼玉県の西川口の記事が掲載されました。 私のコメントも掲載されています。

「西川口で味わう本場の中国」

【2018.3.1】 私が研究対象にしている埼玉県川口市の川口芝園団地(UR団地)が,NHKテレビで取り上げられます。

課題解決ドキュメント ふるさとグングン! 国をこえて 交流したい~埼玉・川口市~ 2018年3月4日(日)午前10時05分~10時48分

この番組で,私は放送内容のチェックを依頼されただけで,出演等はしていません。 全国的に公共団地の住民の高齢化が進む一方で,外国人の居住も増えています。 今後の日本を考える上で,参考になることも多い番組ではないでしょうか。

以下は,少し前に発表した川口芝園団地に関する論文ですが,ご参考まで。

江 衛・山下清海(2005):公共住宅団地における華人ニューカマーズの集住化 -埼玉県川口芝園団地の事例-. 人文地理学研究,29,pp.33-58

【2018.2.21】 トップ画像のスライド写真を,2018年の春節祭の写真と入れ替えました。旧暦元旦(2月16日)には,神戸の南京町と大阪天王寺で,また2月18日は大阪中華学校で,春節祭を祝う獅子舞,龍舞,その他の歌や踊りを鑑賞し,屋台料理を味わいました。大阪の道頓堀,御堂筋,黒門市場などでは,中国人をはじめ韓国,東南アジア,欧米など海外からの旅行者で大賑わいでした。

【2018.2.11】 共同通信社のグループ会社で,アジアの経済情報を配信する日本の企業「NNA」が発行する「NNAカンパサール webマガジン」(2018年2月号)の【アジアに行くならこれを読め!】のコーナーで,拙著『新・中華街 世界各地で〈華人社会〉は変貌する』が紹介されました。たいへんありがたい取り上げ方で,特に本書の一文を紹介していただいたのは,うれしいかぎりです。

「レジの女性は、私に『八毛五(パーマオウー)』(八五セント)と言い、一ユーロを渡すまで、筆者はすっかり中国世界に浸っていた。」 (pp.125-126;ウィーンのナッシュマルクトでのエピソードです)

【2018.1.17】 旧HP(筑波大学)で掲載していました「池袋チャイナタウンでランチを!」を再掲します。池袋チャイナタウン訪問の際に,どの店で食事をしようか迷った際に参考にしてください。

【2017.12.28】 日本地理学会の電子ジャーナル「E-journal GEO」12巻2号の「地理紀行」のコーナーに,「中国の延辺朝鮮族自治州―図們江の中朝国境地帯を巡る―」が掲載されました。写真はカラーで,どなたでもPDFファイルをダウンロードできます。北朝鮮との国境に隣接する延辺朝鮮族自治州の州都・延吉,長白山,図們江,犬食文化,北朝鮮レストランンなどについて紹介しました。

【2017.12.23】 私が執筆しました加賀美雅弘編『世界地誌シリーズ9 ロシア』(朝倉書店,2017年)の書評が,「地理空間」(地理空間学会)第10巻2号に掲載されました。

2017.12.21】 「横浜の中華街って何を食べるのが正解なの? 中華街に詳しい教授に聞く」という私へのインタビュー記事が,ネット上で公開されました。

【2017.12.8】 「華僑華人研究」(日本華僑華人学会の学会誌)第14号の<新刊紹介>で,拙著『新・中華街』が紹介されました。評者は塩出浩和氏(城西大学)です。

【2017.11.30】 『華僑華人の事典』(華僑華人の事典編集委員会編,丸善出版,2017年11月)が出版されました。私は「チャイナタウン」,「チャイナタウンの政治問題化」,「サンパウロの東洋街」,「世界各国のチャイナタウンにある華僑華人博物館」の項目を執筆しました。

2017.11.24】 11月18日に行われました人文地理学会の学会賞の表彰式の様子が,人文地理学会のHPで紹介されています。 →参照

【2017.11.18】 本日開催されました人文地理学会2017年会員総会において,第17回人文地理学会賞(一般図書部門)を受賞しました。受賞対象図書は『新・中華街-世界各地で<華人社会>は変貌する-』講談社(2016年刊行)です。 →表彰状  →選考理由

【2017.10.2】 今朝の西日本新聞の文化欄に,私へのインタビュ-記事「世界の中華街見続け、見える日本の今  立正大教授 山下清海さん」が掲載されました。

【2017.9.21】 福田和代 著『星星(せいせい)の火 2』(双葉社)の刊行

中国語の通訳捜査が活躍する警察小説の第2弾で,在日華人や池袋チャイナタウンが描かれています。著者の福田和代さんが雑誌『小説推理』(双葉社)に「星星の火」の連載を始められる4年あまり前,筑波大学の私の研究室に取材に来られました。本書の巻末の謝辞・参考文献には,私の著書『池袋チャイナタウン』,『チャイナタウン』,『新・中華街』が紹介されています。

【2017.9.21】 今年の夏休み--アイルランド,スコットランド,中国へ

筑波大学から立正大学に移って最初の夏休み。私大では秋学期の開始が早く,夏休みが短いです。8月下旬にはアイルランドの首都ダブリン,イギリス領北アイルランドのベルファスト,そしてスコットランドのエディンバラとグラスゴーに行ってきました。ダブリンとグラスゴーには,規模は小さいながらもチャイナタウンが形成されています。ダブリンやエディンバラの街中にも,多数の中国料理店がありました。と同時に,華人が経営している「日本料理店」を各地でよく見かけました。このホームページのトップ画像に,ダブリンとグラスゴーのチャイナタウンの写真を加えました。

9月上旬には,上海と南京に行ってきました。上海・南京の往復は新幹線(中国語では「高鉄」)に乗りましたが,定時走行で,時速300kmながら揺れも少なく快適でした。上海では日本の有名なラーメン店を集めたラーメンスタジアム(中国語で「拉麺競技館」)ができており,福岡(私の地元)の久留米ラーメンを食べました。南京の「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館」では,中国各地から訪れた旅行者で混雑し,日本人の私は,完全アウェイの状況でした。一方,上海でも南京でも,繁華街では「日本」の商品や料理の店が多く見られ,特に若い中国人に人気でした。現代中国の変化の速さを体感していたら,私が留学(1978~80年)していたシンガポールのその後の急速な発展と似ていることに気づきました。

【2017.8.19】 今年の終戦記念,NHKのドキュメンタリーを高く評価!

私は大学で地理学,アジア地域研究,人種・民族などの教育に携わっています。昨今の視聴率至上主義の情勢の中で,大学の講義で学生たちに見せたい番組が少なくなったと感じていました。NHKも最近では,視聴率を意識した番組が増えてきたのではないかとの印象を抱いていました。

ところがです。今年8月のいくつかのNHKスペシャルや教育テレビのETV特集を見て,私の考えが全くの誤解であったと痛感しました。

以下の番組を見て,研究者の立場からも,番組関係者の企画・取材能力,制作能力の高さに改めて感動しました。

8月5日  「告白~満蒙開拓団の女たち~」(ETV特集) 8月12日 「本土空襲 全記録」 8月13日 「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」 8月15日 「戦慄の記録 インパール」

極めて貴重な証言や資料に基づき,忘れされようとしている戦争を記録した,このような番組を企画・制作した関係者および番組制作にゴーサインを出された責任者の方々に敬意を表します。また,戦争を知らない学生たちはもちろんですが,国会議員の「先生方」にも,戦争の実態について,しっかり勉強していただきたいと強く思いました。

【2017.8.15】 「池袋チャイナタウンの歩き方」(2017年8月版)を改訂しました。このガイドマップを手に,池袋チャイナタウンを食べ歩きしてください。

【2017.7.9】 ジュンク堂池袋店が開業20周年の記念として,さまざまなイベントを開催しています。その企画の一つとして,私のところへ,池袋チャイナタウンに関するトークショーの話が飛び込んで来ました。池袋のジュンク堂書店は,専門書の揃えも豊富で,池袋に行くたびに通わせていただいていますので,喜んでお引き受けしました。 「清海(チンハイ)老師と行く! 池袋チャイナタウンの歩き方」 2017年8月5日(土) 13:30~15:00 ジュンク堂池袋店 9階ギャラリー 事前の予約(電話)が必要だそうです。 当日は,世界各地のチャイナタウンを写真で紹介した後,池袋チャイナタウンの形成過程や特色,さらにおすすめの中国料理などについて話す予定です。 【ジュンク堂書店池袋本店20周年企画】 「清海老師と行く! 池袋チャイナタウンの歩き方」ジュンク堂のチラシ

【2017.6.7】 今年3月,筑波大学を定年退職する際に,私が担当していた教育学研究科修士課程,社会科教育コースの大学院生の編修誌「桐峰」に,修了生向けに書いた文章を掲載しました。これから社会に出る人,大学院や学部で勉強中の学生・院生の皆さん,そしてすでに社会に出て忙しい毎日を過ごしている皆さんは,ぜひ読んでください。

大学院修了生・在校生の皆さんへ贈る言葉―筑波大学13年間(1997年4月~2017年3月)の思い出―

【2017.5.7】 最近執筆しました論文,山下清海:サンフランシスコにおけるチャイナタウンの形成と変容-ゴールドラッシュからニューチャイナタウンの形成まで-.人文地理学研究,37号,1–18,2017年3月,が「つくばリポジトリ」で公開されました。

【2017.4.18】 3月末で筑波大学を定年退職し,4月からは立正大学地球環境科学部地理学科,教授として再出発することになりました。ホームページもリニューアルしたいところですが,研究室は引っ越しの段ボールが山積みのままです。当分は,旧版のホームページをご覧ください。

【2017.4.1】 本日より立正大学地球環境科学部地理学科(教授)に移りました。筑波大学在勤中はたいへんお世話になりました。改めて,今後ともどうかよろしくお願いいたします。

【2017.3.2】 私の最新論文「増加・多様化する在留外国人-『ポスト中国』の新段階の変化に着目して-」が,「地理空間」(地理空間学会)第9巻3号(2017年2月28日)に掲載され,web上で公開されました。この号は「増加する在留外国人とホスト社会としての日本-その動向と課題-」の特集号で,拙論のほかに片岡博美氏,福本 拓氏の論文も掲載されています。→参照

【2017.2.20】 週末,久しぶりに雪の秋田に行ってきました。14年間勤めた秋田大学教育学部の教え子たち(ほとんど教員)が,定年を迎える私のために秋田市内の温泉に集まって「慶祝清海老師退職」の会を開いてくれました。

【2017.2.16】 インターネットメディア「10MTVオピニオン」から,拙著「新・中華街 世界各国で<華人社会>は変貌する」を題材にした<池袋チャイナタウンとは?ー世界で急増する新形態の中華街>というコラムが配信されました。