1月27日(月),関西テレビの夕方のニュース番組の中で,西成の“中華街”構想の話題が取り上げられました。私も電話取材を受け,私のコメントも紹介されました。

一部の内容が,以下のサイトに紹介されています。https://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/ktv/21/787121/

 神戸・元町、横浜、長崎が三大中華街として知られているが、4つ目の中華街を作る構想が西成で浮上している。中華街が計画されているのはJR新今宮駅の南側エリア。大阪万博が開催される2025年までに東西南北に門を建て、中華料理店や雑貨販売店などを集めるという。考えたのは華僑の経営者ら約40人で作る大阪華商会。近くにはあいりん地区があり、商店街には多くの日雇い労働者が集まるが、商店主の高齢化が進みシャッターを下ろしたままの店舗が増えている。その一方、ここ数年で空き店舗に次々とカラオケ居酒屋ができ、その数は約150軒で商店街の3~4割を占めている。多くは中国人が経営しているという。中国人店主たちが街の再開発の起爆剤として、中華街構想を打ち出した。しかし地元の人たちには寝耳に水。これまで中国人が経営するカラオケ居酒屋では騒音やゴミ捨てのトラブルがあり、さらに地元商店街にはまだ構想を説明していないという。西成は通天閣やあべのハルカスなどに近く、関西空港からも電車でおよそ1時間とアクセス抜群。2022年には星野リゾートがホテルをオープンさせる予定で、最も注目されるスポットでもある。大阪華商会は来月にも協議会を立ち上げ、地元の商店街と相談しながら計画を具体化したい考え。
 大阪・西成の中華街構想についてスタジオトーク。大阪華商会によると、万博開催の2025年時点で経済効果は約250億円。大阪市の吉村市長は、「構想そのものは反対ではないが、地域の理解なく進めるのは難しい」と話している。立正大学の山下清海教授は、「日本の三大中華街は150年以上前から中国人が地域に根付いている。歴史の浅い西成で地元をどう納得させるかが課題」などとコメントしている。友利新は、「万博が終わって引き上げられたら困る。立地は良いので再開発自体は良いこと」などと述べた。モーリー・ロバートソンは、「中華街は外国の中国の飛び地になるような文化的傾向がある。小さくカプセルが出来てしまい、そこで元々暮らしていた人たちの生活が一掃されてしまう。地元の人を積極的に雇用するなどシナジーが生まれればまだ可能性の範疇」などと話した。