世界的にみて,日本人は雑食です。世界中の美味しいものを取り入れ,時にはアレンジして,何でも食べてしまいます。近年,多民族化が進む日本では,各地で世界中の美味しい料理,さまざまなエスニック料理などを味わうことができます。
私の体験に基づいて,そのような多国籍的な料理や場所を紹介していきたいと思います。
【東京】 【横浜中華街】 【横浜・伊勢佐木町】 【首都圏】 【関西】
【東京】
韓国式中国料理店 新宿飯店 (東京都新宿区大久保)
歌舞伎町と大久保の間の職安通りに面する韓国式中国料理店です。日本と同様、韓国人の食文化の中にも、中国料理が定着しています。韓国の代表的な中国料理である「チャジャンミョン」は、中国の炸醤麺(ジャージァンミエン、日本では「ジャージャー麺」と呼ばれる場合が多い)が韓国化したものです。甘くて黒い味噌(チュンジャン)のタレと麺をよく混ぜて食べます。韓国料理といえば、日本では辛いイメージがありますが、チャジャンミョンは甘いです。でも、大丈夫です。ちゃんと副菜として日本から韓国に持ち込まれたタクアンと生のタマネギが付いてきます。
「チャンポン」も韓国の代表的な中国料理で、長崎の華僑が考案した「長崎ちゃんぽん」が韓国化したものです。日本で食べるチャンポンより辛く、スープは真っ赤です。
私は、チャジャンミョンもチャンポンも両方大好きです。いつも、どちらを食べようか悩みますが、この「新宿飯店」では、ハーフ・アンド・ハーフで両方を食べることができるメニューがあるので大助かりです。
【参考】山下清海著『華僑・華人を知るための52章』(明石書店)のコラム14「韓国庶民の『中華料理』、チャジャンミョンとチャンポン」
香港飲茶・居酒屋 福招門(ふくしょうもん) 小岩店 (東京都江戸川区西小岩)
総武線沿線の錦糸町、亀戸、新小岩、小岩の各駅周辺には、新華僑が多く住んでいるため、彼らが経営する「ガチ中華」の中国料理店が多いです。秋葉原から電車で10~15分前後で、近くて便利です。ここに限りませんが、新華僑経営の中国料理店は、土日も平日同様のサービスランチを提供しています。
小岩駅近くの「福招門 小岩店」でランチを食べました。「福招門」という店名は、東京、埼玉などでよく目にします。割箸入れの袋には、本駒込店、新宿店、川口店、小岩店、南阿佐ヶ谷店、西川口店の店名が印刷されていました。
ランチメニューには、日替わり定食、麺類のセットなど14種類が、780~980円(+税)で提供されています。コーヒー、サラダ、ザーサイ、杏仁豆腐などはセルフサービスで自由です。
この店では刀削麺にも力を入れているようなので、「マーラー刀削麺」(写真、880円)をいただきましたが、なかなか満足できる味でした。地下1階の店内は広く、ランチタイムの客はすべて日本人でした。私の隣のテーブルは、一人の日本人の中年婦人で常連さんのようで、780円の日替わり定食をオーダーされていました。 (2024年1月)
中国料理 新橋亭(しんきょうてい) (東京都港区新橋2丁目)
JR新橋駅近くにある老舗中国料理店です。終戦直後の1946年、福建省福清出身の呉宝祺(ごほうき)が創業しました。1951年には音楽喫茶「夜来香」も開業。日本の老華僑の歴史を知るうえで重要なお店で、北京料理の伝統を受け継ぎながら、日本における中国料理を発展させてきた重要な店の一つです。
ひとり飯でしたので、4種類の平日ランチ定食(各1700円、税込)の中から「伝統の赤酢スブタ」をいただきました。デザートに杏仁豆腐が付きました。
お店の雰囲気、味ともに洗練されたものを感じました。 (2024年1月)
蘭州ラーメン 馬子禄 (マーズルー)牛肉面 神保町店 (東京・千代田区神田神保町,神保町駅〔都営三田線・都営新宿線・半蔵門線〕)
蘭州ラーメンに魅せられた日本人が、シルクロード地帯に位置する甘粛省蘭州市の名店「馬子禄」の味を日本へ持ち込んだ1号店。店頭の看板には「100年の伝統を誇る日本初上陸老舗『蘭州ラーメン』店」と書かれている。今日、日本各地に蘭州ラーメン専門店が見られるようになったが、この店には中国人客、さらには日本女性客も多く、1,050円の定番、蘭州ラーメンには十分満足できた。麺の種類は細麺、平麺、三角麺など9種類の中から選択。写真は細麺。牛肉薬膳スープ、煮込み牛肉、しみしみ大根、辣油のきいたスープ、パクチーなど本場らしが味わえた。(2023年5月)
タイ料理ソウルフードバンコク (東京・目黒区,東急田園都市線/池尻大橋駅)
ビルの2階にあるタイ料理専門店。従業員,コックもすべてタイ人で,明るい雰囲気。日本人客にも人気。休日用の7種類のランチメニューが用意されています。いずれにも生春巻き,ドリンク付き(コーヒーorジュース〔マンゴー,グアバ,ライチ〕)で,1,100円(税込み)。「常連様のリクエストにお答えした新メニュー」であるグリーンカレーラーメンスペシャルを注文。タイ料理らしい辛いスープが美味でした。 (2019年11月)
ベトナム料理レストラン ベトナムちゃん (東京・大久保エスニックタウン)
JR大久保駅(「新大久保」駅ではありません)近くの路地裏にあります。ディープな場所ですが,店内は明るい雰囲気で,日本人客も多いです。
土日祝ランチメニューがあります。Aセット 1,480円(税別),Bセット 1,980円(税別)。
写真はAセットです。前菜(生春巻き+揚げ春巻き),サラダ(ミミガーサラダを選択),メイン(牛肉しゃぶしゃぶフォーを選択),デザートです。ベトナム料理には野菜が多くヘルシーで,日本人向きだと思います。(2019年10月)
ベトナムフォー (東京・大久保エスニックタウン)
JR新大久保駅近く,「イスラム横丁」にあるベトナム料理店です。ビルの2階の店内はかなり広いです。祝日にも10種類のランチメニュー(11:00~15:00)が用意されています。最も安いのが「鶏肉のフォーと生春巻きセット」780円(税別)です。久しぶりにバインセオ(ベトナム風お好み焼き)も食べたくなり,ランチメニューでは最も高い「バインセオと鶏肉のフォーのセット」980円(税別)をいただきました。ベトナム人の女性店員の応対もていねいで,生春巻きもついて満足しました。 (2019年10月)
トルコ料理 トルコアズ (東京・池袋)
池袋西口側,マルイ近くの路地を入ったところにある店です。
土・日・祝日の日替わりセットランチ(いんげんの煮込み,1,000円)を注文しました。トルコ風パン,ライス,サラダ,スープにチャイが付きます。
トルコ料理と店内のトルコ的雰囲気で,今年2月に訪れたイスタンブールをなつかしく思い出しました。 (2019年5月)
沙県小吃 (東京・新宿区高田馬場)
中国全土に6万店あるという中国料理の外食チェーン「沙県小吃」の日本進出1号店の店です。中国人だけでなく,日本人にも人気があります。
「四大金剛選べるセット(四大金剛組合套餐)」〔4品の中から2品組合せ自由,860円〕を注文し,拌麺(ばんめん)とワンタンスープを選びました。
拌麺はゴマダレをからめるシンプルなものですが,日本人の舌には合いそうです。(2019年6月)
ミャンマー料理 さくら (東京・高田馬場)
ビルマ(ミャンマー)料理店が多く集まるJR高田馬場駅近くのミャンマー料理店。店内は広くは広くはありませんが,平日の昼,ミャンマー人客でいっぱいでした。
特にランチ定食のメニューはないのですが,写真付きメニューには,さまざまなミャンマー料理が数ページも。
「ご飯とミャンマー料理セット」(900円税込)を注文しました。煮込んだ肉は豚,牛など各種選べます。「ミャンマーの人達は,どの肉が好きですか?」と女性店主に尋ねたら,客のミャンマー人の若い娘さん(日本語学校生?)が「豚!」と教えてくれたので,豚を注文。久しぶりのミャンマー料理をおいしく味わいました。 (2019年10月)
南天玉 (東京・八重洲)
東京駅近くの八重洲ブックセンターの傍にあるビル地下1階の新華僑経営の中国料理店です。
四川系のメニューが多いです。店名が入った担々麺風の「南天玉そば」(980円,税込)を,おいしくいただきました。 (2019年10月)
【横浜中華街】
徳記 (横浜中華街)
1945年創業の横浜中華街の老舗,広東料理店です。関帝廟に近い細い路地の奥にあるので,「徳記」のお客さんは常連の方々が多いです。
「徳記」の看板メニューは,「徳記豚足タンメン」(徳記猪足麺)950円です。柔らかく煮込んだ豚足2本でこの価格はリーゾナブルではないでしょうか。(2019年10月)
清風楼 (横浜中華街)
横浜中華街でスープ麺と言えば,「サンマーメン」が有名です。漢字では,生馬麺、三碼麺などと表記されます。炒めたモヤシのあんかけ麺です。
サンマーメンは,1930(昭和5)年に老舗の聘珍樓の料理長が考案したともいわれています。神奈川県内では,サンマーメンはよく知られています。
清風楼のメニューでは「生馬麺 サンマアメン 880円」となっています。清風楼は,『鬼平犯科帳』,『真田太平記』などの時代小説を執筆した作家,池波正太郎が愛した広東料理の老舗です。 (2019年7月)
【横浜 伊勢佐木町】
日本沙県食坊 (横浜市中区伊勢佐木町3丁目)
伊勢佐木モールの商店街には、最近、新華僑経営の中国料理店が増加している。台湾料理、四川料理、中国東北料理、蘭州ラーメンなど十数軒が見られる。どの店で昼食をとるか迷った末、「中国B級グルメレストラン 日本沙県食坊」の看板に引かれて入ってみた。
「沙県小吃」は福建省の内陸部に位置する三明市沙県の安価で大衆的な料理を提供する店として、中国だけでなく海外でも有名である。「日本沙県食坊」は、東京の御徒町にも支店があるようだ。食べたい料理はたくさんあったが、店の入り口に掲げられていた「卤肉飯(ルーローハン)」の写真を見て、それを注文した。ルーローハンは滷肉飯、魯肉飯とも書かれ、人気の台湾料理の一つである。醤油のスープで甘辛く煮込んだ豚バラ肉をご飯の上にかけたものである。横浜中華街の台湾料理店で食べた魯肉飯に比べると、この店の滷肉飯は大衆的な味わいがした。店内の私のテーブルの両側は中国人であった。 (2024年2月)
【首都圏】
インドレストラン ミラ 花畑 (つくば市筑穂)
つくば市の中心地区からやや北に位置する花畑地区(「大穂」とも呼ばれます)にあるインドレストランです。
店先にはインド国旗があり、多く見られるネパール人経営のインド料理店(いわゆる「インネパ」)とは違う、本物のインド料理店だということを示しています。
市街地中心部からやや離れるためか、客はあまり多い方ではありませんが、味は申し分ないと思います。
ランチセットのメニューには、AセットからIセットまで9種類が用意され、ドリンク、サラダ、スープが付いて、850円から950円(税込)です。もちろんナンもライスもお替りできます。
本日は、Hセット(950円)の「カザナ シーフード」(魚介類いっぱいのマイルドなシーフードカレー)を辛口で、そしてナン、ドリンクはマンゴラッシーでいただきました。
チキンやマトンのカレーもよいですが、シーフードのインドカレーもなかなかの味でした。 (2024年5月)
タイ料理 コルア バムルン (茨城県土浦市荒川沖東)
常磐線の荒川沖駅の東南600mほどのところにあります。荒川沖周辺は、1980年代頃から「ジャパゆきさん」と呼ばれる日本に働きに来るタイ人女性が増え、荒川沖駅周辺には彼女たちの働く場所が多く集まっていました。
その名残りで、付近にはタイ料理店もよく見られます。
店名の「コルア バムルン」のコルアは、タイ語で台所、バムルンは「維持する、育む」という意味だそうです。
「コルア バムルン」は大衆的なタイ料理店で、ランチタイム(11~15時)には、税込み1000円のランチを味わうことができます。
今日はガパオライスをいただきました。ガパオはホーリーバジルと呼ばれるバジルの一種で、タイ料理のパッガパオガイ(鶏肉のホーリーバジル炒め)を元に、日本人の口に合うようにアレンジした料理だそうです。日本語では「バジル炒めごはん」と呼ばれることが多いようです。
店内の壁には、一生懸命手書きで書かれた日本語のメニュー(写真付き)が貼ってあり、お店の方の熱意が感じられます。デザート、サラダ、スープもついて1000円(税込)は、私のふところにも、口にもよく合いました。 (2024年5月)
アリーズ・ケバブ つくば天久保店
アリーという方が開業したイラン料理店です。「つくば本店」(土浦市西根西)と筑波大学近くの「つくば天久保店」があり、今回は「つくば天久保店」を訪れました。
初めての店でしたので、やや高いですが(1680円+税)、「ケバブとカレーランチセット」を注文しました。ケバブの種類は1.クビデケバブ(牛と羊の合いびき肉のイランの代表的な串焼きケバブ)、カレーの種類はペルシャカレーの6.ゴルメサブズィ(ハーブ・牛肉・キドニ―豆のシチュー)を選びました。いずれも各メニューのトップに出てくるもので、この店のイチ押しだと思ったからです。このほかにナン、サフランライス(長粒米を使用)、サラダ、ドリンクが付きます。
クビデケバブもゴルメサブズィも初めて食べましたが、これまでのクルド人経営のケバブ店やインネパ(ネパール人経営のカレー店)の味とは異なり、これがイラン料理なのだと発見の多い、満腹のランチになりました。 (2024年5月)
韓国家庭料理 どらじ (茨城県つくば市)
つくば市では、よく知られた韓国料理店の一つです。ランチメニュー(キムチ・サラダ・ライス付き)の中では、ユッケジャンクッパ(980円+税)や石焼ビビンバ(980円+税)が人気のようですが、私は「つぶし豆腐」(980円+税)を注文しました。一般に「スンドゥブ(純豆腐)」と呼ばれています。
ランチメニューの中には、チャジャンミョン(中国語では「炸醬麵」、メニューには「チャジャンーメン」と書かれていました)ありました。後日、その「チャジャンーメン」(1300円+税)を食べに再訪しました。韓国で何度も食べた甘いチャジャンミョンの味でした。韓国では、必ずついてくるタクアンとの組み合わせがあれば・・・と思いました。
なお、店名の「どらじ」は朝鮮語のキキョウ(桔梗)の意味で、日本では「トラジ」と表記されることが多いように思います。民謡「トラジ」は「アリラン」とともに、朝鮮半島の二大民謡と言われているようです。 (2024年4月)
スリランカ料理 へラディワ (茨城県つくば市)
スリランカ料理専門店としてよく知られている店です。定番の「まんぞくプレート」は、ライス、ココナツサンボル(ココナッツと唐辛子で作るスリランカ風のふりかけ)、レンズ豆カレーに、プラスして好みのカレーを選ぶスタイルです。
チキンカレー(1265円仕込)、ポークカレー(1375円)、ベジタブルカレー(1210円)、フィッシュカレー(税込1650円)、マトンカレー(1650円)の中から選択できますが、とりあえずチキンカレーを選びました。
辛さの度合いを尋ねられましたので、「辛いのをください」と言うと、店員は「ゲンチ」(「現地の辛さ」という意味?)と言って私に確認しました(心配したほどの辛さではありませんでした)。
日本で最近多く見られるインド・ネパール料理店のナンといっしょに食べるカレーとは異なるスリランカカレーも、味わいのある魅力的な料理と思いました。
スリランカでは魚も多く食べられるので、次はフィッシュカレーに挑戦したいです。 (2024年4月)
写真右上がココナツサンボル、中央がレンズ豆カレー、左側がチキンカレー。
ベトナム料理 Doctor Pho Amakubo (茨城県つくば市)
つくば市には外国での留学、研究の経験がある人や留学生、外国人研究者が多いため、さまざまな外国料理店が多いです。この店は、筑波大学の学生寮近くの天久保(あまくぼ)にあるベトナム料理店です。
「牛肉フォー+バインミーセット」(1050円)をいただきました。フォーとバインミー(ベトナム式サンドイッチ)をいっしょにいただくと、ベトナムやアメリカ、オーストラリアなどの海外のベトナム人社会にいるみたいな気分になりました。 (2024年3月)
タイ料理 メーマリ (茨城県つくば市)
先に紹介したタイ料理店「シーラチャーフード」と同じ場所にあります。
ランチタイムは3種類の日替わりメニューから選べます。訪問した日には、イエローカレー、ガパオライス(バジル炒めごはん)、パッタイ(タイ風焼きそば)の3種から選択し、1種なら800円、2種なら1000円、3種なら1200円です。
イエローカレーとガパオライスの2種(1000円)を選びました。両方とも、タイ料理本場の味でした。 (2024年3月)
〔追記、2024年4月〕 ランチに訪れました。木曜日のランチメニューは、タイラーメン、レッドカレー、グリーンカレーチャーハンの3種からの選択でした。レッドカレーを選びました。日本では、タイ料理としてグリーンカレーがよく知られていますが、タイではレッドカレーの方がポピュラーだそうです。カボチャが入っていて、結構甘めの味付けでした。サラダとドリンクがついて900円(内税)で、満足できるランチでした。
タイ料理 シーラチャーフード (茨城県つくば市)
2年前(2022年)に開業したタイ料理店。トムヤムクンを食べたくなり出かけました。トムヤムクンはタイを代表するスープで、トムは煮る・ゆでる、ヤムは混ぜる、クンはエビを意味します。たくさんあるランチメニューの中にトムヤムクン(1,000円、税込)もありました。サラダとデザート、コーラ、ジュースなどのドリンク(自分で選べます)が付いてきます。
プリプリのエビが3匹入っており、久しぶりに食べた本物のトムヤムクンに満足できました。 (2024年2月)
本日は、ランチメニューの中から「パッタイ」(1000円 税込み)を選びました。
パッタイは、タイの代表的な屋台料理で、「パッ」は炒める、「タイ」は国名のタイのことです。
やや太めでもちもちしたビーフン(中国語では「米粉」)を用いた焼きそばで、味はやや甘めの甘辛です。
プリプリしたエビが入って、なかなかの味でした。 (2024年5月)
インディアンレストラン 二ューミラ(茨城県つくば市)
つくば市にあるインドカレーのレストランです。カレー専門店にはネパール人経営の店も多く見られますが、この店のメニューにはインドの地図や国旗も掲載され、インドカレーの「正統」性が示されています。
ランチメニューは8種類(800~950円、税別)から、「夏のカレー インドで定番のカレー」という「ダルカレー(豆のカレー)」のセット(800円)を選び、辛口にしてもらいました。インド人の客もいましたが、満足できる味でした。
この店の特色はナンの大きさで、しかもお代わりができます。近くの筑波大学の学生にはありがたいはずです。 (2023年12月)
〔追記、2024年4月〕 パラクキーマ(ホーレンソウペーストの鶏ひき肉のカレー) 900円
パラクはホーレン草、キーマはひき肉のことです。ドリンクはマンゴーラッシーを選びました。サラダとスープが付きます。
「パラクキーマ(ホーレンソウペーストの鶏ひき肉のカレー) 900円
パラクはホーレン草、キーマはひき肉のことです。ドリンクはマンゴーラッシーを選びました。サラダとスープが付きます。 (2024年4月)
ナマステ・ガネーシャ(茨城県土浦市)
2019年7月に開店したインド料理店です。いわゆる「インド・ネパール料理店」とは異なる「インド料理店」です。
本店は岡山市で,岡山,関西を中心に10店舗展開しているそうです。
近年,土浦市の中心部の商店街では空洞化が進んでいますが,海外に関心をもつ住民が多い研究学園都市,つくば市の隣に土浦市が位置しています。
「インド・ネパール料理店」では,たいていA,B,Cコースに分かれ,その点注文しやすいのですが,ナマステ・ガネーシャでは,メニューの内容が豊富で,注文を決めるまで,少し迷ってしまいます。写真はパンジャブセット(タンドリー手羽先,タンドリーチキンティカ,カレー,ターメリックライス,ナン,ベジタブルサラダ),1,280円。(2019年8月)
ネパール&アジアン料理 チューロ(CHULO) (茨城県つくば市)
つくば市中心部のショッピングセンター「LALA ガーデン つくば」2階にある ネパール料理店。
ランチメニューは種類が豊富。ドリンクバー(ラッシーを含む)は250円。
「2種類のカレーセット」1,050円を注文。 カレー2種類,ナン,おかず,チキンティッカ,食後にアイスクリームが付く。
海外経験者が多く住む「つくば」を意識したのであろうか,「インド・ネパール料理」とごまかさず,堂々と「ネパール&アジアン料理」で勝負するところが気に入りました。広い店内には,客も多く,ネパール人の店員が一生懸命,日本語で頑張っていました。
ちなみに,アジアン料理には,タイのトムヤムクンなどがメニューに含まれていました。 (2020年1月)
※「LALA ガーデン つくば」は2022年10月に閉店しました。
【関西】
笑顔の豚 (大阪・生野コリアタウン=大阪コリアタウン)
大阪生野区の「猪飼野」(いかいの)と呼ばれていた地区は,現在,「生野コリアタウン」として,大勢の日本の若者たちが訪れ,にぎわっています。
生野コリアタウンのメインストリートの御幸(みゆき)通りには,観光客相手のレストラン,韓流ショップが多いです。
脇道に入ったところに「笑顔の豚」というコリアンレストランがありました。
以前,カリフォルニア大学バークリー校で在外研究をしていた時,カリフォルニア在住の日本人にいちばん人気のコリアンメニューは「純豆腐チゲ」(スンドブチゲ)でした。
「笑顔の豚」でも「純豆腐チゲ」(950円)を頼みました。お店のご主人が,「キムチのお替り,どうですか」と声をかけてくれました。 (2019年6月)
OSAKA HALAL MARKET SITARA(大阪ハラールレストラン) (大阪市西淀川区大和田)
阪神本線の大阪梅田駅から11分ほどの千船(ちぶね)駅。ここから徒歩7,8分ほどのところに,イスラム教の礼拝施設,OSAKA MASJID(大阪マスジド)がある。この付近には,イスラム教徒,特にパキスタン人経営のハラールレストランやハラール食品店がある。パキスタン人が多い埼玉県八潮の「ヤシオスタン」やクルド人が多い埼玉県蕨「ワラビスタン」と同様,この地区は「ニシヨドスタン」とも呼ばれる。
OSAKA HALAL MARKET SITARA(大阪ハラールレストラン)は,大阪マスジドの「対面」にある。
ランチには,カレーとナン,ロティ,ビリヤニなどの4種類のセットがある。私は,本日のカレー2品(マトン,チキン)+ビリヤニの「Cセット」(平日1,400円,休日1,500円)を注文。
メニューの解説によれば,ビリヤニは「バスマティ米のスパイシーな炊き上げごはん」とある。いずれのセットにも,サラダと飲み物(ラッシー,マンゴーラッシー,チャイから選択)が付く。
周囲には閉業してしまったパチンコ店や空き店舗が多く,「静かな」地区である。訪問日は日曜であったが,わざわざパキスタン料理を食べに来たと思われる日本人グループが2組見られた。 (2019年12月)
もっこす総本店 (神戸市中央区楠町)
神戸市営地下鉄の大倉山駅近くにあります。大学院生の時,神戸の南京町や華人社会の資料収集のために,大倉山公園にある神戸市立中央図書館によく行きました。その近くで,「もっこす総本店」を見つけました。
店の前に停まった高級外車から子分にガードされながら親分風の男性が,店に入って行きました。「これなら,間違いなく美味いはずだ」と思いました。
今回,久しぶりに懐かしの味と「再会」して,少し若返った気がしました。「中華そば(正油)」800円。 (2019年9月)