池袋チャイナタウンの歩き方(2018年8月改訂版) <作成:立正大学 地球環境科学部 地理学科 教授・山下清海>

 「池袋チャイナタウンに行ってみたけど,どのように歩いてよいかわからなかった」という声を,しばしば耳にします。
そこで,池袋チャイナタウンの歩き方のマップガイドを作ってみました。
少しでも参考になれば幸いです。
ここでは,とりあえず中国人経営のおもな中国料理店,中国食品店などを取り上げてみました。
いずれの中国料理店も価格が安く,日本語メニューもあり,日本人客大歓迎です。店員さんは日本語ができます。
ほとんどの店が,食べ放題・飲み放題,ランチメニュー,定食などがあります。
詳細については,それぞれの店の名前を,検索サイトで探してみてください。

まずは,池袋駅に到着したら,とにかく「池袋駅北口」①を目指してください。
階段を上って地上に出ると,中国的世界が広がります。ここから歩き始めましょう。
池袋チャイナタウンの中国人の店の多くは,雑居ビルの上階(一部は地下)に入っています。「上を向いて歩こう」です。

池袋チャイナタウンについて,さらにくわしく知りたい方は,山下清海(2010):『池袋チャイナタウン-都内最大の新華僑街の実像に迫る-』洋泉社および山下清海(2016):『新・中華街―世界各地で〈華人社会〉は変貌する』講談社(選書メチエ632)をご覧いただければ幸いです。

池袋チャイナタウンの歩き方〔2018年8月改訂版〕PDF


①池袋駅北口
      池袋チャイナタウンのゲートウエイ。多くの人がここで待合せ。ここから歩き始めよう。

②永祥生煎館      上海名物,焼き小龍包のテイクアウト主体の店。店内のカウンターでも食べることができる。4個=400円,6個=600円。

③中国食品友諠商店(4F)聞聲堂中国書店(2F) 2010年に倒産した「知音」の後継店。4階が中国食品スーパー。広い店内に中国食品が何でも揃う。中国東北地方の朝鮮族が好む食品も多い。2階の聞聲堂は中国語の本,DVDの専門店。

④陽光城  池袋チャイナタウンのランドマーク的存在。中国らしい赤塗りの店舗が目印。中国食品,中国酒,油条,茶葉蛋なども販売。

⑤好辣鴨 「陽光城」の2,3階に2017年開店。成都,重慶などの地名を冠した麻辣系統の料理が多い。鴨脖〔ヤーボー〕(アヒルの首肉)も。24時間営業。

⑥知音食堂(地下) 大衆的な四川料理専門店。辛さは本物。日本人客の多くは,麻婆豆腐定食,坦々麺を注文する。

⑦逸品飲茶 縁茗(えんな) (地下) カラオケ店「富麗華」の女性オーナーが経営の飲茶専門店。各種セット,コースメニューが豊富。

⑧小魏鴨脖(シャオウェイヤボー)  鴨脖〔ヤーボー〕(アヒルの首肉)料理が看板メニュー。その他,過橋米線(雲南省の麺料理)や麻辣湯なども。

⑨串串香  麻辣燙(マーラータン;春雨の辛いスープ麺)の専門店。トッピング(具材)や春雨以外の麺など自由に選べる。

⑩東京中華街(4F) 大衆的な価格で日本人客も多い。池袋東口にも支店がある。

⑪阿麗婭(アリヤ)(2F) 看板には「清真美食」(清真=イスラム教の)。中国イスラム料理の専門店。イスラム教徒の在日中国人の増加を反映。

⑫麻辣誘惑 大宝 池袋北口店  「大宝」はもともと東北料理専門店。「麻辣」ブームの影響でメニューは多様化。2階建てで店内は広い。

⑬永利本店   池袋で多い東北料理専門店の老舗的存在。

⑭火焔山(かえんざん)  蘭州拉麺(ラーメン)の専門店。漢方入り蘭州ラーメン980円,新彊ウイグル風羊肉串焼き280円。

⑮逸品火鍋(4・5F) カラオケ店「富麗華」の女性オーナーが経営。厳しいトレーニングを受けた従業員の接客サービスがよい。個室あり。

⑯海羽日光(2~4F) 元「日光食品」。中国食品スーパー。

⑰千里香(7F) 北朝鮮と国境を接する吉林省延辺朝鮮族自治州の延辺料理(羊の串焼きなどが有名)の専門店。

⑱小尾羊(シャオウェイヤン)(2F)  蒙古しゃぶしゃぶの専門店。中国各地にチェーン店を展開。2007年開業。

⑲永利西口店   ⑬の支店。日本人客が多く,立教大学に近いため立教大関係者に人気。

⑳線條手打餃子専門店  台湾人経営で,さまざまな種類の台湾餃子の専門店。店内は6席のみで,個性的な雰囲気が味わいを増す。