筑摩書房(筑摩選書224),2021年12月15日刊,1870円(税込)

日本有数の観光地、横浜中華街。この街はどのようにしてでき、なぜ人びとに愛されるようになったのか。一八五九年の横浜開港、「南京町」の形成、関東大震災や横浜大空襲での壊滅、戦後のヤミ市や外国人バー街の時代、観光地としての成長、新華僑の到来…。世界中のチャイナタウンに足を運び研究してきた地理学者が、この街の地形や歴史を解説し、世界的にもユニークな特徴を明らかにする。

【本文訂正】
p.56,4行目 一八八六(明治一九)年 → 一八六六年
p.65,1行目  横浜中華街発展会の理事長など →「長」を削除
p.91,後ろから3行目 初代の校長は犬養毅が → 名誉校長を犬養毅が
p.110,8行目 ■競健は → ■柱琛は  (■は厂+龍)
p.110,9行目 ■競康は → ■柱琛は
p.129,後ろから3~1行目
 高中部(高校)を卒業しても,大学を受験する資格は与えられていない(一部の私立大学に限って,入学資格を認めている)。
 → 高中部(高校)を卒業しても,一部の私立大学を除いて大学受験資格は与えられていなかったが,文部科学省は二〇〇三年,横浜中華学院卒業生の大学受験資格を認定した。
p.164,6行目 一八八七(明治二〇)→ 一八八四(明治一七)年
p.176,10行目 横浜中華街発展会 → 横浜中華街パーキング協同組合
p.213,3行目 聘珍樓社長 → 萬珍樓社長 

【書評等】は【目次】の後に掲載しています。

【目次】  より詳細な目次→東方書店

はじめに(webちくま)

序章 横浜中華街を歩く

Ⅰ 「南京町」から「中華街」へ―形成・伝統・ヤミ市
第1章 もとは入江だった横浜中華街―横浜開港と南京町の形成
 1 横浜開港と外国人居留地
 2 中国人の来港と南京町の形成
第2章 外国人居留地廃止後の南京町―一八九九~一九四五年
 1 外国人居留地の廃止
 2 関東大震災と横浜大空襲の惨事
第3章 伝統的華僑社会の特色
 1 華僑の血縁・地縁的社会
 2 華僑の教育と伝統的生活
第4章 ヤミ市,「外人バー」街,そして観光地へ
 1 ヤミ市から始まった復興
 2 「南京町」から「中華街」へ

Ⅱ 変わり続ける街―対立・観光・新華僑
第5章 華僑社会の分裂―二つの中国の狭間で
 1 政治的対立の最前線
 2 大陸支持か,台湾支持か
第6章 人気観光地への急成長―中国ブーム・中華街ブーム・バブル経済
 1 日中国交正常化と中国ブーム
 2 旅行ブームでにぎわう横浜中華街
 3 バブル経済下の横浜中華街
第7章  横浜中華街の再編成―老華僑と新華僑
 1 小異を残して大同につく
 2 さらなる発展を目指して
 3 減少する老華僑,増加する新華僑
第8章 多様化と急変―変わり続ける街
 1 多様化が進む横浜中華街
 2 急変する横浜中華街

Ⅲ 世界に誇れるチャイナタウン―未来に向かって
第9章 日本の中の横浜中華街
 1 日本三大中華街のひとつ,横浜中華街
 2 新華僑がつくったニューチャイナタウン
第10章 世界の中の横浜中華街
 1 世界各地のチャイナタウンと比べて
 2 横浜中華街をモデルにした仁川中華街
終章 未来へ―これからの横浜中華街
 1 今後の横浜中華街は―発展会,高橋伸昌理事長に聞く
 2 横浜中華街博物館の設立に向けて

おわりに

【書評ほか関連情報】

「人文地理」(発行:人文地理学会)第74巻第3号 2022年10月
 「書評」コーナーで,福本 拓先生(南山大学人文学部准教授)の書評が掲載されました。

「地理学評論」(発行:日本地理学会)第95巻第4号 2022年7月
 「書評」コーナーで,小野寺 淳先生(横浜市立大学国際教養学部教授)の書評が掲載されました。

「地理空間」(発行:地理空間学会)15巻1号 2022年6月
 「書評」コーナーで,張 貴民先生(愛媛大学教育学部教授)の書評が掲載されました。→参照

朝日新聞神奈川全県版,朝刊 2022年4月22日
 「横浜中華街の歴史 本に編む」という記事が掲載されました。
 この記事の中で,横浜中華街発展会協同組合が設立50周年記念誌として2月に出版された『横濱中華街 生業と文化』拙著『横浜中華街』の2冊が取り上げられ,かなり詳しく紹介されました。

「季刊地理学」(発行:東北地理学会)第74巻第1号 2022年4月12日
  「書評・紹介」コーナーで,杉浦 直氏(岩手大学名誉教授)の書評が掲載されました。

TBSテレビ『世界ふしぎ発見』で「横浜中華街」 2022年4月16日放送
 4月16日(土)のTBSテレビ『世界ふしぎ発見』のテーマは,「横浜中華街 世界に誇るチャイナタウンの謎」です。『横浜中華街―世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』(筑摩選書)を執筆した私も,横浜中華街やサンフランシスコのチャイナタウンについて情報提供などで番組制作に協力しました。ぜひ,ご覧ください。 →番組紹介HP

「東亜」(発行:霞山会) 2022年4月号
  「Book Review on Asia 今月の1冊」で紹介 評者:嵯峨 隆氏(静岡県立大学名誉教授)

「日本経済新聞」 2022年3月19日
  (短評)『横浜中華街』山下清海著: 日本経済新聞 (nikkei.com)

「国際貿易」(日本国際貿易促進協会) 2022年3月15日
 「近着の図書紹介」に掲載

月刊「地理」(古今書院) 2022年3月号
 「書架」のコーナーで,吉田国光氏(金沢大学人間社会研究域 学校教育系 准教授)の書評が掲載されました。 

ジャーナリスト野嶋 剛氏の「ちくま」掲載の書評公開
 筑摩書房からのメッセージ
【書評公開】山下清海『横浜中華街』(筑摩選書)について、ジャーナリストの野嶋剛さんによる書評を公開しました。横浜中華街の歴史や魅力をまとめた本書を、華語圏が専門の野嶋さんが読みときます。ぜひお読みください。(PR誌「ちくま」2022年1月号より転載) webchikuma.jp/articles/-/2686

「読売新聞」書評 2022年2月27日
  評者:牧野邦昭氏(経済学者,慶応大教授)
   →読売新聞オンライン

「PRESIDENT Online」 2022年2月24日公開
  横浜、神戸、長崎よりもディープで美味い…「池袋チャイナタウン」に勢いがある本当の理由 観光地ではなく、新華僑の生活拠点

『てんとう虫』(UCカード会員誌) 2022年3月号
  Book(書評) 評者:蜂飼 耳(はちかい みみ)

「PRESIDENT Online」 2022年2月20日公開 
  中国料理店より勢いがある…コロナ禍の横浜中華街でどんどん増えている「意外な商売」

「週刊アサヒ芸能」 2022年3月3日号
  「気になるあの本この本」(書評欄)
   インタビュー 著者に聞いてみた!

「日刊ゲンダイDIGITAL」
  BOOKS コラム 2022年2月16日
  「横浜中華街」山下清海著

「週刊新潮」2022年2月17日号(2月10日発売)の「掲示板」(p.74)のコーナーに,拙著『横浜中華街』に関する私のコメントが掲載されました。

「じんぶん堂」 2022年1月26日 書評 野嶋剛氏 
横浜中華街への「知的空腹」を満たす 山下清海著『横浜中華街』

神奈川新聞,2022年1月9日(日曜),書評「苦難を超えた懐の深さ」(斉藤大起)
https://t.co/KijMGzovFQ」 / Twitter

nippon.com【新刊紹介】日本最大のチャイナタウン誕生の秘密を解き明かす:山下清海著『横浜中華街 世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史』(野嶋 剛さん)→yahoo! ニュースにも転載

野嶋 剛:ブログ・私は書きたい

有隣堂本店(横浜伊勢佐木町)5階(歴史・郷土誌など)レジ前 (2022年1月20日)

アカデミア(イーアスつくばの書店)

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