東京・新宿区の「大久保エスニックタウン」に関する拙稿や情報等について紹介します。大久保は単なるコリアタウンではありません。多国籍のエスニックタウンです。最近は,さらに多国籍化が著しいです。
「コリア タウン」と呼ぶのは非常に日本的な表現で,私は「コリアタウン」と呼ぶべきだと考えています。海外の韓国人街,中華街,日本町は,英語ではKoreatown,Chinatown, Japantownと表現します。大阪生野区の旧猪飼野(いかいの)は,「生野コリアタウン」が公式名称となっています。

大久保エスニックタウンの「食」に関する情報は,本ホームページの「『多民族社会日本』の食文化探訪」の中でも紹介しています。

紹介しています。

文献・情報

1996年当時の「大久保エスニックタウン」の状況については,以下の論文をご覧ください。

以下のエッセイは,2001年当時の大久保エスニックタウンについて書いたものです。 

山下清海:日本の中のアジア―大久保エスニックタウン― 
サティア(東洋大学井上円了記念学術センター),第42号,2001年 

次のコラムは,「大久保コリアタウン」の特色を,コンパクトにまとめたものです。

山下清海:コラム 大久保コリアタウン.山下清海編:『現代のエスニック社会を探る―理論からフィールドへ―』学文社,p.202 

山下清海・秋田大学地理学研究室学生:横浜中華街と大久保エスニックタウンー日本における新旧2つのエスニックタウン. 秋大地理,第44号,1997年 →pdf

以下は,私がかつて筑波大学勤務時に研究指導した韓国人大学院生(当時),金延景さんが詳細なフィールドワークにもとづいてまとめた論文です(インターネット上ではまだ公開されていません)。

金 延景(2016):東京都新宿区大久保地区における韓国系ビジネスの機能変容―経営者のエスニック戦略に着目して―.地理学評論,89(4),166‒182.